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松井選手は、学生時代から大物だった。

2012-07-11 23:37:23 | 徒然の日常
 昨日の記事でたまたま金沢の地名を出したのですが、「金沢と言えば、やっぱり松井選手だよなぁ」と急に昔が懐かしくなりました。

 ゴジラ松井、松井秀喜 選手なわけですが、高校最後の甲子園、有名な『五打席連続敬遠』は、たまたま私、テレビで見ていたんですよ。


 実は私、スポーツは好きなのですが、甲子園にはサッパリ興味がありませんでした。何故なら、当時私の出身高校には軟式の野球部しか無く、硬式野球部の大舞台である甲子園には全く縁が無かったのです。(現在は硬式野球部になっているはずですが、それでも甲子園には縁が無いと思われ以下略)


 ところが、全く前情報も聞かず、たまたま、本当にたまたまテレビのチャンネルを甲子園の試合に変えたところで映っていたのが、松井選手の四回目の打席だったと思います。「へぇ、敬遠かぁ。高校生野球で敬遠って珍しいな」と思ってますと、どうもアナウンサーの解説が異様な雰囲気。よく聞きますとどうやらそれまでの打席も全て敬遠と言います。


 「一体、何が起きとるんやろう?」とそのまま観戦しておりますと、ついに次の打席でも敬遠されています。後から動画などは観てませんが、あの光景は今でも目に浮かびます。

 まぁ、スポーツ新聞ですとか雑誌ですとかは『より、ドラマチックに』と脚色する傾向もあり、「松井は五打席目の敬遠で悔しそうにバットを投げた」みたいに書かれていたと思います。しかし、私の記憶では、まだ若い彼がそんな素振りも見せず「これも、打者の宿命だ」と言わんばかりに淡々とバットを投げていました。相手投手や相手監督に恨みがましい視線を向けるでもなく、本当に淡々と。しかし、全く気にしていないようでもなく、どこか悟りきったような、諦観を感じさせるような投げ方でした。


 そこで彼の事を何も知らなかった私も、「この打者は大物になる、いや、高校生の時点で既に――――」と思ったものでした。



 別に自分の先見を自讃するわけではないのですが、プロ入りを果たす多くの新人が個人的な抱負や目標とする選手名を挙げる中、「サッカーや相撲に小さな子供たちの関心が傾きつつあります。その中で僕はその子供たちに夢を与え、球場に直接見に来てもらえるような選手になれるよう頑張ります」とインタビューに応える彼に引っ張られて、在校時『たまたま』高校野球のチャンネルで止めさせてしまうのはやはり、間違いなく『大物』の成せる業ではないか、と今になって思うのであります。


 いつの間にやら、年齢的に難しいところまで御活躍を続けていらっしゃいましたが、今後バッターボックスから離れる時になって「やりきれた。悔いはありません」と仰れるよう、切にお祈りするばかりでございます。





 私自身は彼の様な大物と比ぶべくもありませんが、自分もそんな一生にしたいものだ、と襟を正さずにはおれません。






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