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運動こそ最高の“老化予防薬” そのカギは筋肉ホルモン

2021-12-06 08:30:00 | 日記

日経ウーマン様のホームページより下記の記事をお借りして紹介します。(コピー)です。

 

健康と運動の関係を調べていくと、筋肉が老化をコントロールしていることがわかってきました。運動こそ最高の“老化予防薬”だったのです。そのカギとなる物質が、筋肉から出る「マイオカイン」という抗老化ホルモン。マイオカインは筋肉の収縮により分泌されます。このため運動の実践が何より大事。どんどん体を動かして、老化を食い止めましょう!

肥満や糖尿病といった生活習慣病の対策にも、うつや認知症の予防にも、元気に長生きするのにも! 健康のためには、やはり運動がいいことが、近年科学的にも明らかになってきた

「体を動かすと、筋肉のポンプ作用で血流が良くなり、心肺機能が高まる。エネルギーを消費し、老廃物も排出される。でも、運動のメリットはそれだけではない。今注目を集めているのは筋肉から出るマイオカインの働き」と、運動と筋肉の機能について研究を行う立命館大学スポーツ健康科学部の家光素行教授は語る。

「マイオカインは、骨格筋の収縮に伴い分泌されるさまざまな生理活性物質。脳や肝臓、血管、脂肪細胞など、全身の臓器にマイオカインが影響を与えることがわかっている。性ホルモンのエストロゲンやテストステロンの一部も、マイオカインとして筋肉から分泌される」。なかには、うつ症状を抑えたり、脂肪を燃えやすくしたり、がん細胞の増殖抑制にも関連するものがあるという。

マイオカインとは、筋肉(Myocyte)から出る生理活性物質(Cytokine)のこと。いわば筋肉ホルモン。血液にのって全身に運ばれ、臓器や神経の老化を防いだり、体脂肪を燃やしやすくする働きがあることがわかってきた。

「我々が研究しているイリシン(アイリシン)やアペリンというマイオカインは、血管から出る一酸化窒素(NO)の量を増やし、動脈硬化のリスクを低下させる効果があることがわかっている」(家光教授)。NOは、血管から分泌される血管拡張物質で、血管を柔らかくすることで血流を増加させる作用をもつ。実際に、運動することでイリシンやアペリン、NOの量が増えると、血管の柔軟性も高まったという。

運動でイリシンが増え、血管が柔らかくなった

肥満のある高齢男女15人に、1日45分間の有酸素運動を週3日、8週間実施してもらった。運動前と運動後で、血中のNOとイリシン濃度を比較したところ、運動によるイリシンの増加と、それに伴う血中NOの増加、血管の柔軟性の向上が確認された。(データ:Appl Physiol Nutr Metab 2020 Jul;45(7):715-722.)

女性にうれしい働きも。「イリシンには、脂肪をため込む白色脂肪細胞を、エネルギーを消費する働きをもつ褐色脂肪細胞のように変える“褐色(ベージュ)化”する働きもあるので、運動するほどやせやすい体になるともいえる」(家光教授)。



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