立冬椿

今を生きるので精一杯な一匹狼

仮・職場復帰10

2019-06-16 01:24:07 | 日記
毎度、サブローでございます。実家に戻っておりました。


先日、仕事終わりに大嫌いな百貨店へ行きました。
いや、単純に人が多いの嫌でしょ。
え、俺だけっすか。天才だったの俺?(どういう思考回路をしt・・・)

というわけで皆さんお察し、人嫌いな僕の心中は、こうです。


うっわー・・・ありえねぇ~。マジで人がゴミだ。きっしょ・・・。


ほな、なんで来たんや?と言いますと、快気内祝の品を買いに、です。
見舞いに来てもらっといて失礼極まりないですが、要りまへん。見舞いなんざ。
こんなとこに来るハメになるんだったら、そっとしておいて欲しい。マジで。

いくら自分が優しいつもりでも、相手にとってそうじゃないのだとしたら、
やっぱ違うじゃないっすか。え、どうなんですかそこんとこ。責任者でて来い。
頭なでなでしてやるから出て来いってんだよ。(黙りなさい)


ほんでまぁ、婆ちゃんには新茶と和菓子、親戚には洒落た洋菓子をそれぞれ買う。
のし紙は作るの面倒だろうなぁ・・・と思いつつも格好ってのは大事だから

「快気内祝で頼みます。ごめんね忙しいのに。」と、お願いする。


店員のおねぃさんは超絶ニコニコしながら応対してくれたのですが、
絶対めんどくせぇはずなんだよな。


「なぜ百貨店って言うか知ってますかお客様?」


「色んなものを置いてる、置いてないものは無いって意味じゃないの?」


「てめぇみたいなゴミ客は百回ぶん殴っても可って意味だよ。」


「そんなプレイ頼んだ覚え無いんだけど、とりあえずそれいくら?(やる気かよ)」


いっそ、こんくらい吐き散らかしてくれたほうがラクなんだこっちが。
僕にとってはですね、態度悪いのと丁寧なのは同義なんですよ。
店員には、ちょうどいいラインってのがあってですねー・・・(うるせぇよお前)



手荷物いっぱい抱えたまま地下街をひた戻り、ふと思い出す、重要なことを。


田舎にある実家で療養していた頃、一度だけ市内の病院へ再診に行ったことがある。
その日は雨で、母の傘を借りたのですが、あら不思議。
帰って来たら無いんですよ。あっはっは。(お前は最低か)

これにはちょっと事情があったのですが、まぁ紛失した事実が消えるわけじゃない。
下手にモノを申すのは止めておきます。これでも男だからね。
泣いてる女の子を見たらその子の心に降る雨を全部受け止める傘に俺はなる。
そういう男だから。(折れちまえ)


で、あーそうだったと。慌てて近くの女性向け雑貨店に入り、

「やだーきもーい。男が入ってんだけどー。傘じろじろ見てるぅー。変態きも~。」


とかいう罵声を浴びせられながら(妄想)紺色の生地に白い花柄の傘をチョイス。


「ご自身・・・のではないですよねーw ギフトですかー?」

「あ、そうです。贈り物っす。」

「はい、それでは、可愛くラッピングしますねー♪」


おおう・・・。流石は女性向けのお店、ラッピングが途轍もなくオシャレだ。
しかし、おねぃちゃん。よく考えて欲しい。
暫くそれを持って歩くのは俺なんだが。軽く恥ずか死ねるぞ。




ちょっと小走りで会社まで向かい、我が愛車に乗り込む。
4万円の車検1年半付きだから買っただけの中古車だが、
無いとあるのとでは全然違う。

元は、ハンググライダーのスクールが鳥取にあるので、
そこへ通うために買った車だ。はは、なんか懐かしいな。
買ってからほとんど乗った試しがない。


別に、オートマが悪いわけじゃないが、やっぱりちょっと物足りないっすね。
下手クソだったけど、好きだったなミッション。楽しかった。
中古車の数は圧倒的にATが多いから安いんですよそっちのほうが。
でもマジ腹立つから次は金が無くてもMT乗る。暇なんすよねー。吐く。


見舞のお返しに色んな親戚の家を回らなくてはいけなかったが、
それよりも先にやることがあった。

事故で大破したロードバイクの売却である。



実家に置いてあるのでまずそこへ向かう。
着いたらば、なぜか妹と姪っ子までいる。
まーた、母の仕業か。呼ぶなと言うに。

家族一同に挨拶したあと、日本一周した時に使っていたクロスバイクと、
事故車のそれを車に積み込んで買い取りしてくれる店まで行く。

初めて行くお店だったので、少々道に迷ったが辿り着けた。
しかし、駐車場の入り口に等間隔で赤いポールが置いてある。
でも、駐車場には車がちらほら入っている。

「・・・?よく分からんが入れないことは無いし、実際、中に何台かいるしな。」


隙間を縫って入り、駐車したものの、店のシャッターは半分だけ開いている。
そういや何時開店だったか・・・。調べてみると30分早かったようだ。
なーんだ、それであのポールか。妨害してんのかと思ったぜ。あっはっは。

しかし、スマホでホームページをよくよく調べてみると、驚愕の事実が。



本日、臨時休業します。




おいいいいいい!マジかあああああ!!マジですかああああああああ!
このクソ重いチャリ2台をまた実家まで持って帰れというのか?!
それに俺には、この連休にしか地元に戻ってくる用事ねぇんだぞ?!
この為に改めてまた・・・なんてことはあってはならん!!断じて!!!


ハンドルを握りしめ、頭を垂れていると、不審者かと思ったのか(当たり)
赤い制服を着た若い男性店員が様子を見に来た。

「あ!すみません!!今日って休みなんすね?!」


「あーすみません。店長が急に決めちゃって。そーなんです。」


「まだオープンして間もないっすもんねー。色々と準備があるんでしょ?」


「そんなところです^^」


「あのぉ、仕事を増やすようで心苦しいんだけども、チャリ預かってくんない?」


「買い取りですね?ちょっと店長に確認してきます!」



そうして、運良くチャリを預かってもらえることになり、少しは心が救われた。
当然、今日は休みなので、査定が終わるのは最短で次の日。
また訪れるハメにはなったが、彼らの心遣いにチップをやったと思えば、納得もできる。
結局ほんで、めちゃくちゃ安かったですわ。事故車っすからねぇ。
アレを整備、修理したとしてもフレームが逝ってるので安全車としては売れない。
なので、パーツで使える分だけしか査定対象にならなかった。まぁしゃーない。
金は全部、親に丸投げしました。五千円くらいだったかな。


その後、疲れ切ってはいたが、婆ちゃん家2軒、親戚の家3軒、を回ってお返し。
母方の婆ちゃんが俺の両腕を掴んで離さなくて大変お時間がかかりました。
だけど、そうは言っても、俺のこの無駄に気を遣う精神ってのは
婆ちゃんから遺伝されたものだな、ってのが分かるほどの人でねぇ。

要所要所で、行かなくていいのか?と訊いてくるんですよ。
私はずっと居て欲しいけど、口うるさいから居たら疲れるだろう?という。
すんげぇマシンガントークなんだけど、常に俺が、しんどくないか気にしてる。
俺の自慢ですねぇ。優しく強い。最高です。好きですねー本当に。

割愛しますが、とても独りでは暮らせない身体なのですけどね、
独りで風呂入ったり出来ちゃうんですよ。米炊いたりね。
あのー・・・目と耳が完全にダメでね。そういう婆ちゃんなんすけど凄いなと。
通院とかは流石に他の人の手を借りて、ですけど。

俺はこの通り、他人に興味が持てない異常者なんですけど、
婆ちゃんが死んだら泣くでしょうね。
誰かの為に泣くなんてこと、俺には一生無いと思っていましたが、
こればっかりは例外でしょうねぇ。あっはっは。



すっかり夜になり、最後に実家に戻ったらば、晩ご飯の準備が。
いえ、もう帰らないと会社が閉まっちゃうから、と言っても聞かず。

ちょっと洒落た傘を渡したせいか、記憶にある晩ご飯より豪勢。
ありきたりな質問に応えながらパクパクといただく。
ちゃんとメシ食ってんのか?といったアレです。食ってる食ってる今食ってる。


食後、両親が見送る中、車に乗り込んだものの、忘れものを思い出した。
下車して意味ありげに近づくと、なんだなんだ?と訝しげに見る両親。


「えー・・・私のほうが先に死ぬかも知れないので言っときますがぁ、
 父さんと母さんの子で良かったです。以上。」


「ひえっ・・・!なんや気持ち悪!!」


「いや、結婚結婚言われてさぁ、自分が親になったときのことを考えたらば、
 俺にはできんなぁと。いやなにがってアレよ。

 母さん側だと、毎日メシ作って、洗濯して、まぁ他にも色々あるんだろうけど
 苦労しまくりじゃないっすか。」


「うむ、その通り。よく分かってるじゃないの。」


「父さん側だと、仕事で疲れてんのに、夏だったら遠方の穴場の海辺まで
 朝早くから車を運転して家族を連れていくわけじゃない。
 ほんで子供と遊ぶんだぜ。」


「(失笑)」


「そういうの、スゲェなと思えるようになったのよ未婚だけどな。
 だからまぁ昔も今も色々やってくれて感謝してるんですよ。
 俺には出来る気がしねぇ。」


「そんなの、いざとなったら出来るもんだよ。」





とまぁ、言うべき事は伝えたので、陰キャ発動し、後は、そそくさと帰りました。
ようやくこれで肩の荷が下りましたね。いつでも死ねますわ。あっはっは。

とにかく走りまくりの連休でした。色んな意味で。





さてさてさぁーて、もうすぐ本当の職場復帰が近づいてきました。
気合い入れて頑張っていきましょう!皆さんも体調には気をつけて。
(大阪も、めっちゃ変な天気が続いてますぅ。やだー)