立冬椿

今を生きるので精一杯な一匹狼

闘病日記60

2022-07-09 20:22:04 | 日記
毎度、サブローでございます。


『他人の絶望で気付きを得るな』


安倍さんが、お亡くなりになりましたね。
犯人テメェは許さねぇ・・・って感情も無く。
ただただ、ああ、殺されてしまった、とだけ。

ボクの人生に於いて、
彼と交差することは
生死に関わらず無かったであろうから
まぁ、そんなもんですよね。

冒頭のアレは、特に意味も無いのですが
どこかで拾ったんだと思います。
ふと、思い出したので書いてみました。
他人の死で気付きを得るな、とも言えるな。

他人が亡くなったことで希望を見出す。
それはなんだろう、凄く、卑しいなと思う。
あと、アレだ。死のプレミアをつけるな。
死者への冒涜だぜ。


時を戻そう。6日のことだ。
ワイは行く、事故の相手方の元へ。
何を?そんなの決まってる。謝罪に、だ。
(ワイの過失で起きた事故だったので)

やらしいかもやが、謝意を込めて
なんぼか包ませていただこう。
でもそれには新札がいる。

新札に両替するには、キャッシュカードを持って
銀行(どこでもええんやけど、今回は、みずほ)へ
行かなくてはならない。しかも15時までにだ。

キャッシュカードは借家に置いてある。
つまり、借家に戻る道中では両替が出来ない。
まず借家、次にも借家なのである。

正午。

借家までは、ママチャリで2時間。
左足は動いている。だが腰は地味に痛い。
病み上がりには厳しい行程だったか?(後悔じわじわ

14時、借家に到着。

3ヶ月ぶりの我が家。まるで他人の家だ。
汗だくだったのでシャワーを急いで浴び、
嫁が用意してくれていたスーツを着る。

そして次は、みずほへ。
両替機ってのがあるらしいけど・・・どこだ?
ATMコーナーには無いぞ?

すると職員の人が近寄ってきて、親切に対応してくれた。
ぴっぽっぱ!とボタンを操作し、スムーズに、やっつけたけれど
「新札」というワードがどこにも無かったので
出てくるまではドキドキだった。自動で新札になるのね。
新札両替処女卒業。今晩は赤飯を買って食べよう(炊けよ

両替が終われば少し時間に余裕がある。
足を延ばしてワイズロードへ。
そうです、自転車を見に行きました。まるっ。

お次は、ベックオン。
その次は、ウエムラサイクル。
ふむ、それとなく狙いは絞れたかな。

完全に借家に戻る前に、
一度、自転車を見に行かなければ!と思っていたので
今回は、良い機会となった。ナイス空き時間。

そうして梅田の阪急百貨店へ。
コロナ禍とは思えない人だかり。
コイツら全員を正座させて
ムチで百叩きの刑に処すかどうか迷ったが
そこは大阪エンジェルサブロー。全力で許した。

当初の予定通り、ゼリーの詰め合わせをチョイス。
予備の袋も入れておきましょうか?と言うので
「まごころもお願いします。」の定番ギャグで返す。(黙っとけ

そこから更に移動。ケツが痛いってかケツが椅子だ。
病み上がりに、ママチャリ長距離ライドは、やはりキツかった。


18時、お相手の住所付近に到着。
近くの公園のベンチに腰かけ、電話をプッシュ。
で、出ない。知らん番号やし、拒否られている?ううむ。

しかしここで帰るわけにも行かんし、
いきなり家に突撃するわけにもいかん・・・。
とりま、1時間後にまた電話してみよう。

どっかその辺のパチンコ店の休憩スペースで涼むか。
と思い立ったそのとき!折り返しの電話が!!
サンキューゴッド。神は、いた。ワイ信じてた。(ほんまかいな

用件を伝えて、その公園で待ち合わせることに。

いつもならこの時間は仕事で居ないのだが、
たまたま今日だけ、荷物を取りに帰っている途中だそうな。
超ラッキー。捨てる神あれば拾う神ありだぜ。ワイ、神じてた。(やめとけ

10分後、ワイからすれば初の顔合わせ。
ぶん殴られる覚悟で挑んだのだが、
お相手のお兄さんは、ごっつ理解力のある方で
それはそれはもう、穏便に済ませていただいた。

「お互い、家族もいることですし、気をつけていきましょ」

配慮ある言葉を何度もかけて下さった。本当に有り難い。
凄惨な出来事ではあったが、最後の最後で救われました。
お相手の方に、どうか、とびっきりの幸運を。切に祈る。

そして嫁にも感謝ですわね。
ワイの事故後、お相手の方と何度か電話連絡していたらしく
そのときの対応が良かったのだろうか、

「奥様も、色々と手続きのことなどで大変だったと思います。
 大事にしてあげて下さい。」

と、好印象だった。ほえ~。さよか。(さよかってお前
ありがとう嫁。サンキューヨッメ。(そういうとこやぞ

まぁそれについては言われるまでもなく。
なにか、欲しいモノを買ってあげよう、と思います。
というか、もう既に、そういう約束してますから。
せめてそれぐらいは、ね。


抱えていた一番デカい仕事を終え、
借家までチャリを漕ぐ。
体力は限界に近いが、気持ちは少し軽くなったかな。
いい人で良かった。本当に。

どっちかっつーと、運は悪いほうだ。

そういう井戸があったとしてさぁ
当然いつも空っぽなんだけど
よく見たら底のほうに、たった1滴だけ残ってる。
それに救われることが多いんだよね。不思議と。

それは最初からあったモノなのか、
あとから誰かが足してくれたモノなのか、
巡り巡ってきたモノなのか、
定かではありませんが、有り難い。本当に。


途中、コンビニで煙草とライターを購入。
家の近所の広場まで辿り着いて
3ヶ月ぶりに一服。そこまで感動しなかった。(笑)
懐かしさはありましたけどね。
ああ、こんなんだったなーというだけ。
でも改めて、良い時間だな、と思いました。

借家に戻ったら嫁がいて、
一日だけだったけど、
以前と変わらない日常に戻れました。
なんでもないようなことが幸せだったんっすねぇ。


え~、というわけでして。


今回の事故後、
一番の山場を乗り越えたものの
ホッとしている暇もなく。

次は来週、社長との会食が待っておりまして。
やっとサブローに会えるんか!ウキウキやわ!
と言ってるらしく、ブルブル震えております。

今後(職場復帰など)の話を、しっかりやって来ます。
クビ宣言だったら、謹んでお受け致します、とだけ。(こら



いやぁ~疲れました。
身も心も、クッタクタですわ。

そして翌日、また実家に戻って参りまして。
今後の展開を、色々と考えている最中でございます。
でも、ちょっとだけ休憩させて下さい。おなしゃす。



明日も一日。