今日は1月21日。シカゴの「シカゴ ジャパン・ツアー 2016」パシフィコ横浜国立大ホールで観戦してからもう一週間も経ちました。シカゴを楽しみにしていた前後にデビッド・ボウイ、そしてそのあとグレン・フライの悲しい訃報が続き、シカゴのブログ中々書けませんでした・・言い訳かも(-_-;)
デビューから45年以上続く伝説的バンド、4年ぶりの来日公演。14度目ともなれば、気楽に聞き流せそうなものだが、そうはいかない。やはり、ときめくし、常に高い水準のライヴ・パフォーマンスが約束される大前提を、今回初めて観戦でき、とても期待に胸膨らむ思いです。
45年に届こうという長寿バンドで,出逢った時代、惹かれた楽曲によって、ファンの好みも千差万別。細かいところでは、厄介な注文も飛び出す。幾度かのメンバーチェンジがあり、どうにも気乗りがしない人もいるかもしれない。ヒット曲をひとつ外しても、これまで披露された前例のないアルバム内の一曲が聴きたいと願うマニアな人も多いかと、私もその一人だと思います。それだけに今夜どのようなステージかを期待してしまいます!
2016年は、彼らの初来日から数え、なんと45年目。ただ、なぜ日本ばかりが優遇してもらえるのか。ロバート・ラム曰く。
「何も不思議ではないよ。シカゴは日本で演奏した最初のアメリカン・ロック・バンドのひとつで、それ以来、驚くべき支持と歓待とを受けてきた。シカゴはライヴ・バンドだ。そのために最善を尽くし、毎年、北米をツアーして回るが、ほかの国々の観客を忘れたことはないし、世界の隅々にまで僕らの音楽を届けようと、今も努力を続けている。日本は独特で、近い距離にコンサートに適した都市がいくつも連なり、一気に突っ走れる効率の良さがあるんだ。欧州や南米では、そうはいかない。そこまでプロモーターが組織化されていないからね。そして、何より日本の観客は、僕らの音楽そのものを愛してくれているように見える。僕らもまた彼らを愛し、その文化を敬い、和食に舌鼓を打つ。これじゃ説明にならないかい?」
観客の年齢層はさすがに高めで、若い人は少ないかも?。平均年齢もたかそうw私もその一人。開演予定時刻は19時、ほぼその時刻通りにコンサートは始まった。1曲目がなんと「イントロダクション」、続けて「クエスチョンズ67&68」と初期のナンバーをいきなり懐かしい曲から始まり舞台に登場したメンバーは9人で、いきなりブラスの衝撃的なサウンドが展開!
中でもジェイソン・シェフ「ウィル・スティル・ラブ・ミー?」を自分のピアノ弾き語りで歌った。同じエレピを使って今度はロバート・ラムが「雨の日のニューヨーク」をアコギとコンガの伴奏で歌い、更にルー・パディーニが同じエレピで「ルック・アウェイ」を熱唱。この3曲の場面はしみじみとしてAOR感いっぱいでとても心地よかったです。
そのあとメドレーが続き演奏の素晴らしさを堪能しつつ15分の休憩に入りました。私の是非とも聴きたい数曲は後半2部のステージに期待です!
第二部はキース・ハウランドのギターソロから「追憶の日々」でスタート!80年代のヒット曲が流れていましたが、正直あまり聴いていない曲でしたが、「アイム・ア・マン」ではドラムスのトリス・インボーテンとパーカッションのウォルフレド・レイエスとのバトルが迫力満点で素晴らしいの一言です!
「素直になれなくて」が始まるとオーディエンス も、待っていましたばかりにほとんどスタディーング状態でボルテージもピーク!「サタディ・イン・ザ・パーク」と代表曲が続き、ライブ最後は「愛のきずな」彼らとしては異質な印象ですが、後半は一気にテンポが加速し、そのまま疾走してフィナーレを迎える展開はシカゴらしいかも。・・・それでもまだどうしても聴きたい一曲が登場せず、内心やきもきです(-_-;)
少し手拍子掛け声の中メンバー再登場で、これまた懐かしいヘビーなかんじで「自由になりたい」となり、私の今回のライブの目的「長い夜」(私はこの曲がシカゴの最初でこの曲からはじまりました!)演奏され私も最大のテンションでシカゴのジャパン・ツアー 2016も終わりました。終演後、まず間違いなく、「観てよかった!」「凄く楽しめた!」と、強く実感させるのが、シカゴというバンドのスキルフルですね!
上の画像は大阪公演のものですが、横浜も同じくらいの盛り上がりでした!
独り言・・私は今回のライブを観戦してとても楽しかった反面、ピーター・セテラとテリー・キャスがいたころのシカゴサウンドが聴きたくなりました。今回のライブと比較しているわけではありません!
シカゴの多彩なジャンル超えの演奏を聴きながら、横浜の冷たい海風や夜景も、とても気持ちよく感じながら感傷にふけりながら、とぼとぼ歩いて帰りました。年配の方の普段思いもしない凄いパワーには、びっくり?どこにそれだけの・・・やはり音楽の力は素晴らしいです
☆<来日メンバー>☆
ロバート・ラム / リー・ロックネイン / ジェイムズ・パンコウ / ジェイスン・シェフ / キース・ハウランド / トリス・インボーデン / ルー・パーディニ / レイ・ハーマン / ウォルフレッド・レイエス
☆セットリスト☆
1. Introduction
☆シンプルグッズは少なめシンプルw~ツアーパンフは、とても中身の濃いものでした☆