人を外す

時にはチームから人を外す必要があります。
アジャイルでは、チームは率先して助け合います。困ったことがあれば、いつでもチームに助けを求められますし、困っているメンバーにはチーム全体の課題として率先して助け船を出します。全ての作業をチーム単位で進めますから、チーム内のコミュニケーションとコラボレーションは盤石でなくてはなりません。
チームでバリューを出すための信頼と尊重マインドがなくてはなりません。
また、全てのことができるスーパーマンはいませんから、足りない部分はチームからどんどん吸収する学習意欲と、秀でた部分はチームにコーチングしシェアしていく寛大さが必要不可欠です。

残念なことですが、全ての人間がこのような性格を持ち合わせているわけではありません。
善し悪しの話ではなく、新しいことを学ぶより、手順書や仕様書にあるとおり、確実かつ正確にやり遂げることが好きな人もいます。自分の専門性をシェアすることに抵抗のある人もいますし、自分よりも年下の人から学ぶ事がどうしても難しい人もいます。

2~3回のイテレーションを通してみて、チームのベロシティーと幸せ度を測り、問題が改善されなければ、人を外したり変更したりすることも必要です。