中国天津市の大爆発画像
先日の天津における大爆発において、非常に毒性の強い物質が集積されていたことがわかりました。
その物質は、シアン化ナトリウム。
毒物及び劇物取締法で毒物に指定されており、経口致死量は成人の場合 200~300 mg/人 と推定されています。
http://www.sankei.com/world/news/150817/wor1508170038-n1.html
グリコ・森永事件で用いられたもの・・・と言えばご理解いただけますでしょうか。
猛毒、青酸カリと極めて近い物質です。
毒性は、シアン化物イオンがヘモグロビンの鉄イオンに配位して、細胞呼吸を阻害・・・つまり、細胞が窒息します。
また、細胞内のミトコンドリアに作用して、電子伝達系を阻害することで細胞死を引き起こすとされます。
経口致死量は成人の場合 200~300 mg/人 と推定されています。
口から食べる形で摂取すれば、本当に、ほんの少しで死に至ります。
これが700トン!あったとの報道もあります。
爆発でそれがどの程度、飛散したのかは不明です。
しかしあれだけの爆発ですから、PM2.5が飛来している以上、日本側への飛散は覚悟すべき状況にあると考えます。
事故原因と指摘されている物質は、炭化カルシウムというもので、水に触れると可燃性のアセチレンガスが発生します。
「水に反応することを知らず、消防隊が水を放水、ガスが発生し、これに引火したのではないか」というのが、大爆発の要因のようです。
この大爆発によって、大量のシアン化ナトリウムが飛散したわけです。
シアン化ナトリウムの経口致死量は200~300mg(0.2~0.3g)のため、700トンとは23億~35億人分の致死量ということになります。
とりあえず日本政府には、シアン化ナトリウムの飛来状況、および「我が国に届くのか否か」について詳細な情報発信をお願いしたいです。
これまでも、日本とはケタ違いの惨事になることが多い中国の事故ですが、今回は爆発自体の大きさもさることながら、毒物の桁違いの量(シアン化ナトリウム700トン)には度肝を抜かれます。
いくらなんでも、なんでそんな大量の青酸化合物?を、民家が密集する街の近辺に保管しているなんて。
また大量の毒物と可燃性物質(これも恐らく相当数)が、すぐ近くにあるなんて。
中国の原子力発電所の危険はよく指摘されてきましたが、日本ならどんなに少量でも危険物質として厳重に保管されるシアン化化合物が、お隣の国では1か所に、しかもあり得ない程の量が保管されていました。
しかも出動した消防士達がその危険性について、日ごろから聞かされていたかどうかもあやしいです。
水をかければ爆発する、炭化カルシウムなどの化学物質が、この地域に大量にあることを、現場が知らなかったというのは、中国の隠蔽体質の根は深いです。
とにもかくにも、あり得ないことのオンパレード!
今回の爆発事故は、中国という国自体、その国そのものが、中国国民はもとより、人類の脅威であることを証明したのではないでしょうか?
まるで日本は、火薬庫のそばに住んでいるようなものですね。
中国政府は、事故を詳細を隠蔽しようとするでしょう。
いつだってそうです。
そうでなければ、「少数民族によるテロ」「国家反逆」ということにして、国内の他民族への弾圧を強化してくるでしょう。
それを日本が見て見ぬふりをするなら、消防士が水をかけてはいけないシアン化ナトリウムに水をかけ大爆発をおこさせた位ですから、どんなずさんな処理をして、水質汚染や土壌汚染、空気飛散を拡散させるかわかったもんじゃありません。
事故の直接の被害より、今後の事故処理次第では、さらなる深刻な二次被害が世界規模に広がることも予想されます。
ひどければ、原爆投下に匹敵するか、それ以上の被害になる可能性だってあります。
なぜならば、ヒロシマ・ナガサキの死者でも20万人というのに、致死量20億~30億人分のシアン化ナトリウムです。
青酸カリと同等の毒物の地下水汚染、空気汚染が止められなければ、中国一国の問題では到底済みません。
これは、人類の危機です。
核兵器や毒物も、確かにコワイですが、一番怖いのは、「どんなに人が死んでも、自分と自分の周囲の人間が生きていれば平気」という人間。
そして、他人には「人を殺してはいけない。どんなに家族に危害が及ぼうとも、暴力は一切許されない。殺すくらいなら殺されろ!」と言う人間です。
人類の脅威というべきレベルの毒物を、1か所に保管して持っている中国という国の恐ろしさは、少なくとも、「何かあって事故った時、自国民が少し死ぬくらいなんとも思ってない」という恐ろしさです。
一説によると、今回の天津大爆発では、吹き飛ばされて粉々になった人はカウントされていないということです。
現地では既に、1000人以上は亡くなられていると言われています。
亡くなった方のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
しかし喪に服すだけではいけません。
日本にも重大な闇が広がっています。
中国では8月12日の天津に続き、青島(チンタオ)でも8月16日に、天然ガス施設の爆発事故が起こっているのです。
しかし青島の爆発事故は、日本のマスコミは取り上げていないようです。
こういうニュースこそ、国民の知る権利として真っ先に報じるべきです。
なぜ日本のマスメディアは、青島の事故を取り上げないのでしょうか?
主なメディアは青島事故を語らず、心あるブログ記事だけの情報発信となっています。
天津の事故は、中国に大ダメージを与えたのは事実です。
それだけでも、日本など外資系企業の撤退のきっかけに十分なりえます。
そこに、青島の事故が重なったら・・・。
最近株価が暴落し、中国経済のバブルはじけ現象が顕著になってきました。
中国経済は、もはや失敗が許されない状況下にあります。
世界4位の貿易港が機能不全…中国経済にダメージ なお33人重体、爆発音も(産経)
中国当局、記者団を会見場に閉じ込め…被害者への取材妨害(産経)
日本のマスコミは、中国の何を護ろうとしているのでしょうか?
日本のマスメディアは、いったいどこの国の、民主主義の砦(とりで)なのでしょうか?
日本の国民は、何の情報を頼りに、民主主義的選択をすれば良いのでしょうか?
とりあえず、理想国家日本の条件の記事をご紹介します。
(ばく)
日本企業「中国撤退」のきっかけに!? 天津「爆発事故」の被害で=中国メディア
http://blog.goo.ne.jp/sakurasakuya7/e/4a5b37aa788b1cb2abae713daf08463d
さーちな 2015年8月17日(月)10時32分配信 サーチナ
中国・天津市で12日に大規模な爆発事故が起きたことについて、中国メディアの環球網は16日、「天津港は中国の主要港の1つであり、貨物取扱量は世界4位の規模」であると伝え、爆発事故によって日本企業が受けた被害は甚大であり、中国からの撤退につながる可能性もあると論じた。
記事は、天津には約800社の日本企業が進出していると伝える一方、今回の爆発事故によって日本企業が甚大な被害を受けたことを紹介。
さらに、環球網の記者が天津に進出している日本企業に対して取材を行ったことを伝え、「被害額は算定中だ」との回答を得られたことを伝えた。
また、天津港の港としての機能が現在すべて止まっていることを指摘し、「日本企業の業績に対する影響も拡大する見込み」と論じた。
続けて、爆発事故の現場付近にあったトヨタ自動車の販売店は「店舗の大半が損壊し、営業など到底不可能な状況となった」と伝えた。
また、富士重工業も事故現場から約2キロの場所に100台以上の新車を保管していたと紹介する一方、トヨタや富士重工業はいずれも「損失は算定中」との回答だったと報じた。
そのほか記事は、事故現場の周辺には日本の大型ショッピングモールや百貨店が存在することを伝えたほか、日本の製薬会社やエネルギー関連企業も数多く進出していたことを紹介し、「いずれも程度の差はあるものの、爆発事故によって業務に大きな影響が出ている」と報じた。
さらに、日本国内での見方として、「中国国内では人件費や製造コストが上昇を続けており、今回の爆発事故を機に中国から撤退する日本企業も出てくる可能性がある」と伝えた。 (編集担当:村山健二)
http://blog.goo.ne.jp/sakurasakuya7/e/bb5ec0fbe4ecbe3f0485683948ef7e54
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中国で今度は天然ガス施設が爆発炎上 8月16日