幸福の科学月刊誌 オープニングメッセージより
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「負け犬となるな」
あなたは、負け犬というのを見たことがあるか。
二匹の犬がケンカをすると、
かみ合ったあとに勝負がつく。
負けた犬は、
しっぽを股の間にはさんで、
耳を垂れ、
キャインキャインと逃げていく。
そしてある時、勝ち犬と、
路上でバッタリと出合うと、
またしても、しっぽを股にはさんで、
目を伏せて、
助けて、と哀願するように道をよけていく。
なにも勝つことばかりが、人生ではない。
闘い続けることのみが、美学でもない。
負けの中にも、人生の真実があり、知恵もあるだろう。
しかし、負け犬というものは、
実際に受けた傷以上に、
心の傷が深く、痛みが長びくようだ。
肉体的痛み以上の損失に甘んじているのだ。
人生には全勝も全敗もないのだ。
必ず何勝何敗かになる。
心の中に、負け犬のいれずみを彫るのは、
よした方がよい。
棺桶のふたが閉じられる時に、
勝敗を数えても遅くはないのだ。
「強運を信じる」
自分は運が悪いと嘆いている人のところに、ヒョッコリと運がころがりこんでくることは、
めったにないことだ。
まれに運が巡ってきても、
グズグズして取り逃がしてしまうものだ。
まことに、運命の女神には前髪だけあって、
後髪がない、というのは至言だ。
待ちかまえていて、スッと前髪をつかまえてしまわないと、好運はスルリとすり抜けてしまうものだ。
いつも不幸感覚を抱きしめていると、
未来からやってくるものが、
すべて、悪魔の使者、
悪魔の贈り物に見えるのだ。
自分の過去が、
不幸の連続だったと言う人にも、
未来は開けまい。
いつかしら、不幸を愛し、
不幸と自分とが一体化しているからだ。
自分は強運だと信じなさい。
恵まれたことは素直に喜び、
厳しかった現実は、修行の糧だと考えなさい。
感謝する心が、
必ずや未来を切り拓くだろう。
「人間の器」
人間の器には天性のものがあるだろう。
しかし、天性の大器といえども、
しかるべき立場に置いてみないと、
その輝きはわからない。
しかも、その器ができる前には、
必ず修行の期間があるのだ。
幕末、維新の頃の大物について考えてみる。
勝海舟は、
その胆力と見識で鳴り響いている。
胆力は、剣の修行と座禅で練り上げたものだ。
見識は、蘭学修行に徹していたことや、
咸臨丸の艦長としてアメリカへ渡った経験がもとにある。
そして時代が、その人となりを選び出してきたのだ。
坂本竜馬も小さい頃は泣き虫だったという。
実家の事業経営の才覚、気風を受け継ぎ、
剣の修行で名をなしたことが、
彼を時代の申し子とした。
西郷隆盛も、
島流しで、精神力を練った時代があったのだ。
逆境に耐え、
人を恨まず、運命を呪わないことだ。
自助努力の精神と、寛容な心が、
人間の器を創ってゆくのだ。
【PV】 大川宏洋 “Revolution!!”
信念と忍耐 ―大川隆法総裁 心の指針149―