3月9日で終了の 「モネ 風景をみる眼」
実は、「またモネ?」って思っていたのだけど、
行ってよかった。
同時代の画家の似た題材の絵と隣り合わせて展示してあったりして、
たとえば シスレー・セザンヌ・ピサロ・コロー etc.と
驚くほどの雰囲気の共通点に気づいたりする。
それによってまた、その後の各々の画家たちが求めていく独自性なども
興味深くとらえることができる。
人物画を目にすることが多い、ルノワールの風景画も展示してある。
人物画とはまた違った、屋外の色彩や光に、
心躍らせて筆を走らせている様子が、画上に見て取れる。
今、Bunkamuraで開催中のシャバンヌ展、
そのシャバンヌの絵も一点「貧しき漁夫」が展示してあって、得した気分。
評価される「高い精神性」と「静謐さ」を、感じる。
他にも、ロダン、ゴッホ、エミール・ガレ、ゴーガン、モーリス・ドニ、ピカソなどの
作品も多数。
国立西洋美術館とポーラ美術館の二つの美術館の共同展という
なんとも贅沢な美術展のありがたみ*
モネというと、観る前から食傷気味に感じてしまった自分を反省。
特に今回は、キュレーターの方の視点が秀逸だったと思う*