きょうは!

思いつくまま

ナント③

2014-07-13 | 場所

 

     

 

      ブルターニュ公爵城

      現在は博物館となっていて、

      今「SAMOURAI」展というのが開かれているようです。

         

 

 

 

     

 

      これは見学しなかったけれど、いったいどんな日本紹介になっていたのでしょう?

      

      常設展では、

      アフリカ大陸の首長から物々交換で奴隷を買付け、

      アメリカ大陸のプランテーション経営者に売りつけ富を得た、

      ナントの三角貿易の資料も豊富に展示してあり、

      非人道的な行為を繰り返すまいとする意志がくみ取れます。

 

  

 

 

      

 

 

      ブルターニュの公爵の要塞と住まいがあったように、

      ナントはブルターニュの中心でした。

      でも、今はロワール圏に属しています。

      これは、もうひとつのブルターニュの大きな都市、

      Renne(レンヌ)と競い合うのを避けるために

      後にロワール圏に組み入れられたからです。

 

   

 

 

 

      

            豪華な井戸 

 

       もともとブルターニュ公国という独立国であったのが、

       15世紀フランソワ2世には一人娘アンヌ・ド・ブルターニュのほかに

       男子のこどもがいなかったため、

       彼女のルイ12世との結婚により、フランスに併合されました。

 

     

 

      

 

       今でもブルターニュを代表する人物として人気の高い

       このアンヌ・ド・ブルターニュ。

       ブルターニュの利益を少しでも得ようと、

       併合されるにあたって、「ブルターニュの民は貧しいので通行税はとらぬこと」と、

       王に約束させたといいます。

       その約束を今も守っているのかどうかわかりませんが、

       ブルターニュの高速道路にはひとつも料金所がありません*

       

       

 

 

      

 

       右 サンピエール サンポール大聖堂 

       

 

     

 

 

 

        アンヌが両親のためにつくらせたお墓があります。

 

 

 

     

 

 

       隅々まで 丁寧に作りこまれています。 

   

 

     

 

 

 

        お墓を守る4体の像は、

        正義・懸命・節制・勇気というカトリックの4徳を表しています。

 

 

     

 

 

      前と後ろで違う顔を持つ  

 

 

     

 

 

     この方、

     これは何のアレゴリーだったか・・。

 

 

      

 

 

       忠誠のシンボルである犬の首輪には、

       ブルターニュの紋章が。

 

 

         

 

 

         迫力・気品に溢れた

         見事な作品です。