「愛の道」という名前のつけられたこの先に、
その教会はありました。
ほかに人影もみられないこの教会、
もし扉が閉まっていたら、
がっかりしないでくださいね、
お隣のこちらのお宅をトントンしてください。
鍵を持っていて開けてくれるそうですよ*
入り口付近にある灯りのスイッチをつけると、
その奥には、
キリスト磔刑像
このキリスト像と、
ブルターニュの農婦たちを描いた
ゴーギャンの絵があります(アメリカ、オルブライト=ノックス美術館)。
「黄色いキリストのある自画像」はオルセー美術館に。
素朴な木彫りのキリスト像、
この教会も、
昔ブルターニュで多く見られたように
船大工が作ったのでしょうか、
船底のような天井。
装飾も独特。
ケルト文化の名残があるのかな。
小さな祭壇、
聖人像も、
なんだか可愛らしくみえてきてしまう。
教会の外には、見事な大木。
教会の向こうに
足を延ばしてみると、
咲き乱れる 紫陽花たち。
絵本のような光景がありました。
向こうにみえる街並み
時が止まったかのような場所でした。