Live 2 | |
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Polydor / Umgd |
師匠が逝ってしまった。
クリームの音楽が、僕の人生を何度か救ってくれた。
昔からギターやベースを抱えてふと弾き始めるのは、ブルースかクリームの曲だ。
最近はストーンズを聴かなくなったからなおさらだ。
フレットレスベースを練習したのも、ジャック・ブルースの演奏に心を奪われたからだ。
その時の感情で、微妙にピッチを変化させられるからフレットレスが好きだ、と師匠は言っていた。
でもEB-3で弾こうが、ワーウィックで弾こうが
とても自由で、ガラスの破片のように危険で、魂を揺さぶるあのベースの音・・・。
クラプトンは、きっとジャックの体調を気遣って、2005年の絶妙なタイミングで再集結を計画したのだろう。
あそこを逃せば、3人であのレベルの演奏をするのは無理だったのかもしれない。
ロイヤル・アルバート・ホールでのリユニオンの演奏は、それは全盛期には及ばないが
味のあるものだった。僕はあの2枚組CDを繰り返し聴いた。
今までもこれからも、クリームの音楽は僕の宝物だ。
合掌。