もうかなり昔の話。
5人と1っ匹の家族だった頃のお話。
ソノ1っ匹の彼女の事。
お隣さんから来た彼女。
ふとしたキッカケで我が家で、その後の生涯を全うする事になりました。
お隣さんだったので、よく遊びに来ていた彼女。
初めはお隣を懐かしがっていたのですが、何時しか彼女もこちらの家族の一員という自覚が芽生えてきた事が、その行動や日頃の生活ルーチンで誰の目にも判るように・・・。
散歩は当然好きで日に何回だって行きたがっていたし、よくご一緒させて頂きました。
結構な寒がりで、当時は石油ストーブの前で焦げ臭くなるほど接近してそのストーブの番を・・・。
ハーモニカに合わせてよく歌い、チャイム鳴ってますよのお知らせも彼女のお仕事。
かといって普段は寡黙で、リクエストしないとおしゃべりはなさらないレイディー。
ご性格上、ヒエラルキーをわが心の中に秘めた矜持も持ち合わせておられて、特に家族との同伴の日々のお散歩ではソノ、アピールはマコトにご正直だった彼女。
気は優しくて、初対面訪問客にも愛嬌を忘れないけど、散歩先では別の一匹にはあまりご関心が薄かった様で、ソンナ変わった処もお持ち合わせの彼女でもありました。
モチロン、家族全員から愛されて生涯を我が家で生きてくれた彼女。
もう、声も聞けないし姿も見ることはないけれど・・・。
残された家族は当然、彼女の事を忘れない。
最も多く話題にされた、たった一匹の家族。
以来、一匹の家族はもう迎える事のなくなったその家族も、経年で当時と状況が変わって・・・。
家人たちの心に深く、深く・・・、
そんな昔の暮らし・思い出をアーカイブさせてくれた彼女。
それが彼女の功績。
感謝を実感させてくれた彼女でした。
後悔先に立たず・・・。
今になればもっと、散歩しとけば良かった。
もっと、ダッコしておけば良かった。
モット、もっと・・・。
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