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ITやカメラ技術の進歩で、視られている世の中になって来て、「大阪名物、タコ焼きとひったくり」の文言も過去の言葉になりました。
府警もこの部門への人員削減が可能になって、繁華街の一つの問題が縮小されているというニュースが流れていました。
かつてローマへ旅行に訪れた時、乳飲み子を抱っこしたまだ若いお母さんが、幼稚園に行くか行かない頃の子どもたち5~6人を連れだって歩いて来て、片方の乳房で授乳しながら、私たちの列に割り込むように近づいてきました。
私たちはこの国に訪れる前に添乗員から、たとえ警官が近くにいても、正々堂々と窃盗や置き引き等の犯罪を露骨に成し遂げる流浪の民がいるので、注意してくださいと説明を受けていました。
で、これか!っとピンと来て、これから獲物を追い込もうとしていた子どもたちを両手で追い払うような仕草をしながら、私たちは軌道をそれるように、方向修正をして一難を免れました。
放っておくと、子どもたちは旅人のポケットやバッグの中に手を入れて来て、何から何までかっぱらって行くそうです。子どもだからとか、乳飲み子を抱えたご婦人だとかとツイツイ油断していると、ひったくりにしばしば出会う様です。
もし、彼らがかっぱらいに成功すると、蜘蛛の子を散らす様に雑踏の中に瞬く間に埋もれて行って消えていくということでした。
別の町でこの旅で同行していた一人が、ビデオカメラを置き引きに合ったことを覚えています。
当時のビデオカメラは今の様なコンパクトなモノでもなかったのに・・・。
彼らは複数人で、その行為に及んでいるのをアリアリと目の前で、堂々と成し遂げる。
その頻度は日本のそれをはるかに凌駕していて、まさか目の前で敢行されるとは、思いもよりませんでした。
バッグは必ず簡単に開けられないタイプのモノを、たすき掛けでスタスタと歩いていた当地の女性に、自己防衛しか方法のないこの町の治安に険しさとキモを冷やされたモノでした。
大阪もひったくり事件が減少して、メデタイ限り。メディアで流される数少ないポジティブなニュースではありました。
たこ焼きの方は城下での脱税事件が、思い出されます。脱税で着る程、たこ焼きは売れている様です。
ローマと大阪の共通点を考えてみれば、ベラベラしゃべる男性のイメージとか、街中での犯罪とか浮かんできそうですが、あまり褒められた事のない共通点がお互い、無くなることが出来れば幸いです。
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