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第2弾:蒼い時のドリームキャッチャー57話

2023-09-18 06:26:42 | 第2弾:蒼い時のドリームキャッチャー


最終話


義理の父母の自宅(ラーメン店)へ戻ると紀華は直也を見ていて成長します。人見知りで騒がしい事が嫌いで細かい事に慣れてきた紀華と普段の生活に戻ります。しばらくすると保育園から中学までの幼なじみで告白された小幡優子(おばたゆうこ)が夕方に店に顔を出した。3年ぶりに会う直也と優子には言葉が出なかった。その2人の間を通るように紀華が直也に声をかけます。
「直也、今日ももう少しで終わりだね」
直也の表情に変化があったのを紀華は見逃さなかった。ラーメンを食べ終わった優子は直也に一言も声をかけずに店を出て行きます。
「ねぇ直也、私達って一緒にいようね、いつも一緒にね」「あぁ、いいよ、いつまでもな」
直也の全てを見ていてくれる紀華に直也は答え2人は顔を見合わせて笑顔を見せていた。小幡優子も直也の生き方が理解出来るようになっていたようです。直也と紀華の会話と顔を見合わせる姿を見て幼なじみの優子は安心したように350円をテーブルに置き店を出て行きます。
「ごめんな優子、本当にごめん」と呟く直也でした。
「どうかしたの?浮気とよそ見は禁止だからね、しっかり私を見てくださいね」
「うるさくなったなぁ、わかってるよ、そんな事もう解かってるよ明日は晴れるかな?」
直也や関わりのあった仲間達の心の成長は環境の変化や出会いと別れの繰り返しによって全てが変わったのです。久美子が作り始めたドリームキャッチャー。久美子との永遠の別れ。直也の環境が変わると典子が久美子の後を受け継ぎドリームキャッチャーを作り始めて仲間達に配りアクセサリーなのに6年間のドリームキャッチャーは一体何の意味があったのだろう。久美子は「お守り」として典子は仲間達の為に作っていたのです。直也や真一と春樹は大切なものとして久美子の思い出として時には支えとして知らぬ間に握りしめていました。少なくとも直也の6年間には様々な出来事があったが全てにドリームキャッチャーが関係を持っていたのです。時の流れと共にドリームキャッチャーの役割が変わります。春樹の伝説が徐々に静まる事でドリームキャッチャーも役割を終えていきます。久美子は先々の直也の生きて行く姿が見えていたのでしょうか。春樹の死も春樹のいた街へ行く事も春樹の思い(志)の後を継いで行く事も典子や紀華に出会う事も多くの仲間達が出来る事も全てを知っていたのでしょうか。直也は握りしめるドリームキャッチャーを見ながら思う事があった。何故ドリームキャッチャーであるのか?何故?仲間達は大切にしてくれたのか?今も大切にしているドリームキャッチャーを手に取り見つめていると久美子の面影がふと浮かんでくるのです。もう久美子に会い聞く事は出来ないが久美子の口癖はいつも「秘密」と「いつも一緒だよ」でした。空を見上げ久美子の事を思い出す直也でした。「前を向いて歩いて行こうね直にいちゃん」久美子の声が聞こえた気がする直也でもあったのです。養子縁組の話は直也の実家と春樹の実家で高校へ入る前から話し合いがもたれていたようです。高校へ通い始めた直也の成長を見ながら最終的には直也が決める事という事で様子を見られていました。高校1年生から直也は心の葛藤(バトル)と共に同学年の仲間達からの信頼関係がつくられ春樹と同じような生き方をしていたが直也は春樹とは別に生き方を見つけます。尊王寺学園を卒業していても仲間達の信頼はなくならず叔父は実家の父にその様子を話していきます。養子縁組の話を直也が聞いたのは高校3年生に入ってからです。高校生活の中で直也は自分のすべき事を考えていました。ラーメン店には卒業しても多くの仲間達が立ち寄ってくれます。過去の事から直也は全てを受け入れる事ができ本当の自分を見つけていたのです。今後の直也のすべき事は春樹がいた街に残り春樹と作ってしまったものを整理して行かなければならないと考えます。学生達を迷走させる春樹と直也の伝説を消し去り静かな街に戻さなければならないのです。直也は実の両親と叔父叔母と話し合い養子縁組を受け入れる事にしました。実の母は最初は反対でしたが実家には直也には弟の直継がいます。母の心の整理がついた時には養子縁組によって義理の父母の元で生きて行く事になります。直也は紀華を実家に連れて行きます。紀華は実家の直也の父と母と会い今後の事を話していきます。紀華は直也の父母と義理の父母から認められ直也との婚約となり紀華と直也には2組の父母が出来ました。直也のすべき事を紀華は知っています。紀華は直也を支えながら今後生きていく事になります。成人式後には直也は調理師免許を取得し紀華の思いを受け止めていきます。卒業して3年後には同窓会がありました。直也は会場の場で紀華への思いを告白し婚姻届を役所に提出後には直也の1歳の下の紀華は管理栄養師の資格を取得し直也と紀華はラーメン店の後継ぎとなります。直也と紀華が直也の実家に行くと衝撃的な真実が明らかになり伝えられますが春樹の写真を見ていた事で直也は髪型は違っていても自分と同じ顔で春樹との関係を薄々もしかしてと感じていたのかもしれない。写真の春樹の髪型はリーゼントで部屋の中では特攻服が飾ってあった事から気付き始めていたのかもしれません。私立尊王寺学園では先輩達と同級の学生達は直也の顔を見た時に伝説を作りレジェンドと呼ばれた春樹が蘇ったように口を開けて見つめてだけでした。松陰高等学校と崔高等学校でも同じく衝撃的な出来事だったようです。直也と紀華が直也の実家にいる直也の両親から2人の産まれたばかりの時の過去の事を聞かされます。叔父と叔母では子供を産む事が出来ないと病院で言われ双子が生まれた時に叔父叔母に子供が出来ず直也の弟の春樹を養子縁組をして我が子として育てていた。そして直也と春樹は双子の兄弟である事を聞かされます。紀華は驚いていましたが直也は冷静に両親から話を聞いていました。様々な出来事を経験して苦難を乗り越えてきた直也の性格は変わり全ての出来事を受け止める事で成長していたのです。母の飲食店内で両親は直也に謝りますが直也は自分と同じ顔の春樹である事を考えていた時期でもあったようで「父ちゃん母かん分かってたよ」と直也は一言で答えました。紀華は直也の答えで気持ちを変える事も出来たようです。そして直也の3歳の下の弟の直継は父親大島直樹の次期大島家の後継ぎになる事になっていました。その為に直也の3歳の下の弟の名前を直継と命名されていたのです。春樹が死によって残していたものを直也はレジェンドとして受け継ぎ高校の3年間を生き抜いていました。しかし直也が抱く心には春樹には無かったポリシーがありポリシーレジェンドとも思う多くの学生達もいました。苦しみから抜け出せなかった直也は高校卒業までに仲間達と共に抜け出す事が出来たのです。数々の出来事から仲間達と共に「生きる事の意味」「死ぬ事の意味」を考えさせられた青春時代だったと言えるでしょう。ラーメン屋の後継ぎになると後輩達の相談を受ける事になります。誰よりも苦しんだ直也の言葉は後輩達の道筋のきっかけを作る事になります。そして義理の父親の全てを受け継いでいきます。時代が変わっても学生達の心は変わらないと直也は思います。教育という場の中で教師達がどう関わるかで学生達の人生を変えてしまう事もあるかもしれません。学生達の心だけでなく学生達の両親達の心を変えてしまうのは我欲にまみれた人間でありその人間が作る社会なのではないでしょうか。直也と仲間達は家族や仲間達と関わる人間関係全てが教育の現場であると考えるようになっていきます。教育の現場はきっかけを作る場所であって決めて歩いていくのは自分自身。自分自身を作り上げるのは「友情」「忍耐」と「勇気」と「自由」と「平等」であって社会が学生達に夢や希望を与えていくのを直也は祈り続けます。


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第2弾:蒼い時のドリームキャッチャー56話

2023-09-04 07:55:39 | 第2弾:蒼い時のドリームキャッチャー


高校3年生の直也は日々アルバイトで学校では授業中に寝て仲間達と溜まり場で遊びます。同じ行動をする日々が繰り返し卒業まじかになって2度目の三者面談が行われます。仲間のうち実家の近くの同級生達は進学を選んでいたが直也は就職すると強く要望しました。母は直也の強い言葉で何も言えなくなり教師も何も言えなかった。
「母かん、ごめん俺はどうしてもやってみたい事があるんだ、だから最後のお願い聞いてほしい」
教師は何をしたいかを聞いてきたが卒業してから決めると直也は言います。そんな事では意味がないぞと教師は言葉を返してきたが直也は就職をする事を変える気持ちはありません。直也の実の母親の大島亜也は今まで自由にしすぎたのか、それとも直也が見つけたものがあるのか聞きたくても聞けなかったのです。それは叔父や叔母の話があったからです。高校3年生の1年間何度も電話で直也の養子縁組を考えて欲しいと叔父と叔母は実の両親は話し合ってきたのです。直也の仲間達は進学組と就職組や家の後継ぎとに別れていました。強く要望した直也の言葉の背景には紀華や真一と典子の事があったのです。真一は典子の焼肉店で共に働き紀華の進路は決まっていなかった。紀華は直也がラーメン店にいれば一緒に働けると思っていて紀華の存在を最優先したのです。
「直也、紀華さんと何かあるの?あんたの事だから自分では言わないと思うけど何かあるのね」
実の母親の大島亜也は直也の思いを感じて好きに生きて行きなさいというと何も言う事はなかった。直也の真っ直ぐ見つめる瞳の中には紀華の存在を強く実母は感じとっていたのです。叔父と叔母からの養子縁組では紀華の存在は運命的なものかもしれないと実母は思うようになります。直也の進路については教師は進路希望の書く欄に「就職」と書きます。教師としては成績も悪くもないし進学を望んでいたが直也の強い要望で就職としたのです。そして養子縁組については直也の両親から話を聞く直也です。直也が卒業してからは養子縁組によって春樹の両親の元で暮らす叔父と叔母を義理の両親としてラーメン店で働く事になります。3年後の直也は調理師免許を取得し紀華は管理栄養士の資格を取得します。ラーメン店「どんどん屋」の後継ぎとなり紀華は叔母と仲良く常連客さんに笑顔で声をかけていきます。
「ラーメン餃子、飯大盛り、学生さんは学割だよ」
直也がいた時代は自分がまず仲間を作り仲間達も他に仲間を作り多くの仲間達はそれぞれの道を歩き始めます。社会に出た時に大きな壁にぶつかった時は人間関係に悩んだ時には大学生は授業についていけなくなった時は高校時代に戻るかのように懐かしくタイムスリップしながら自分が変わらないように離れていても必ず直也のラーメン店や典子や真一のいる焼肉店、学校近くの喫茶店に必ず寄っていくのです。直也達が高校生であった頃には「直也と春樹」の話は各学校で受け継がれて行く事になります。受け継げられる責任を独り直也は感じていたながらラーメンを作り後輩達の相談話にものります。叔父が直也の仲間達の相談を聞くように。常に仲間がいて必ず「紀華」がそばにいるこの街で「伝説」いや大きく膨らんだ噂話を作ってしまった責任を果たして行くのです。直也の3年間は言葉だけではなく行動で示す事を直也は仲間達に何かを伝えていたのかもしれません。当時の学生達の争いに関わった教師達は真実を知っていたが大きく膨らんだ噂を聞いても間違いだと言う事はいえなかった。その噂で各高校の争いが無くなればいいという考えであったのでしょう。時代が過ぎると共に伝説の噂も沈静化すると各高校は進学校として各中学校へ宣伝をはじめた。彼らが高校を卒業し3年間程はその伝説の噂で各高校とも静かなものであった。その後の学生達にはそれほど噂が流れる事はなく伝説を話す学生達も減少していきます。そして直也の役割は終わりに近づきます。直也と春樹を知る学生達は心に深くその伝説をしまいこみ辛くなると街に帰ってくる。その街には直也と真一がいたからです。4つの高校へ入学してくる学生達は進学を望み勉学に励んだという話もあります。しかし勉強は出来るが道徳のなさには教師達の悩みの種になっていくのです。教師達が問題を起こした学生を叱れば両親や母親が学校へと足を向けてくるペアレントモンスター達がいます。子供の事で親は学校へ来ては子供を擁護するような事ばかりで直也達が居た時のように叱る事も出来なくなっていきます。直也達がいた時期は学生同志で何でも解決策を考えていた、親も子供を叱れた時代であったが時代と共に変わっていく。勉強が出来るがその反面には悪知恵が働き親を利用し生きている学生達が増え続け自分の意志を持つ事も無いそんな学生達ばかりになるのです。これは大人社会が勝手に作り上げた社会の一つになろう。今や本当に生徒と向き合える教師達はどのくらいいるのでしょうか。教師達の多くは精神疾患うつ病や他の精神疾患を抱えているといいます。本当に子供をしっかりと見つめられる両親はいるのでしょうか。この世の中で本当に大切なものを見つけられる若者はどのくらい居るのでしょうか。両親の過保護によって敷かれたレールを歩く学生達に何を与えようとしてるのでしょう。本当の自分の意志そして勇気や希望を与えられる大人達は、どのくらいいるのでしょう。残念な事に世の中が薄れていくように感じます。青少年時期にあの踏み切りで追い詰められた久美子は自殺したんだと直也は思います。しばらくして実父母の自宅へ直也は足を向け元気な姿を見せに行った。しかし元実家の隣に久美子がいた家はなく砂利が敷かれ駐車場になっていたのです。何故かと話を実母に聞くと直也が家を離れてから殺人事件として再捜査があったという事のようです。小さいお婆さんは養護施設へ両親の父親は刑務所へ母親は役場の仕事を止め行方がわからなくなります。久美子の兄弟も何処かへ行ったのか。直也はホッとした気持ちを持つ事が出来たのです。ずっと心の奥の中ではどうしても引き出す事の出来ない悪夢の部屋。直也にとって胸の内にあったものが解決されます。「まさか、お婆さんと久美子ちゃんがね」実の父は黙ったまま実の母は直也に一言を残し2泊3日泊しただけで義理の両親の元へ直也と紀華は帰っていきます。駅までの帰り道で遠回りしてあの踏み切りの場所へ行くとチェーンで立ち入り禁止の看板だったのがフェンスで仕切られ渡る事は出来なくなっていた。しかし地元の誰かがフェンスに「ドリームキャッチャー」を縛りつけていた。フェンスにも看板がかけられ「いたずら禁止!見付けしだい一万円の罰金」と書かれていた。

ドリームキャッチャー第2弾次回は最終話となります。
最終話後は次回投稿からは「セイネンキレジェンド」の更新します


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第2弾:蒼い時のドリームキャッチャー55話

2023-08-28 08:50:31 | 第2弾:蒼い時のドリームキャッチャー


紀華は直也の部屋で住み込みでアルバイトをしながら暮らします。叔父や叔母とも仲良くなり家族のようになっていくのです。家族の良いところ悪いところ紀華は感じるようになると自然と笑顔が作れるようになります。いつもなら直也が手伝っていたが直也がいない時には紀華は鏡の前で自分で人差し指を頬に当てながら笑顔を作る練習をしていたのです。紀華は直也の指で触れられる感覚がとても好きだった。直也と暮らすなら笑顔を自分で作る努力をすようになります。高校2年の夏休みが終わると行事と言えば授業の合間と授業終了後に各クラス学園祭の準備と模擬試験後3者面談です。学園祭は3日間続いたが他校の学生達も見学をしにやって来ます。他校の学生達の目的は学園祭ではなく直也に会いに来ていたのです。直也には最初は真一しかいなかった仲間が今では多くの心の許せる仲間達が出来ていたのです。松陰高等学校の学生達や崔高等学校の学生達そして沢村一騎(かずき)ら四谷学園の知り合いというか仲間というのか遊びに来ました。松校の日向涼一(ひゅうがりょういち)氷河仁矢(ひょうがじんや)達や崔校安斉英二(あんざいえいじ)加藤政次(かとうせいじ)達も学校を休み私服で遊びに来ていました。そうなると仲間達は大きな集団になり尊王寺学園の他の生徒達は驚きながら距離を置きながら見ています。その集団の中に紀華は姿を見せ目はキョロキョロさせながら直也の腕をつかみます。
「大丈夫か?馬鹿ばっかりの集団だぞ、女子は誰もいないしよ」「うん、大丈夫」
紀華は精一杯の頑張りだったと直也は思いました。知っていたものもいたが直也は紹介していない仲間達に紀華を紹介します。仲間達に直也はからかわれながら、のろ気をみせて普段の直也ではない姿を仲間達に見せていました。真一は無言で笑っていただけであった。典子は学校内の廊下の窓から直也と紀華を見つめています。直也と付き合いが始まってから紀華には一日で多くの男子の仲間が出来たのです。異性嫌いの紀華だったはずが直也の仲間達と話を始める事もあるのです。紀華にとって直也は全てだったのかもしれません。学園祭は授業というよりも遊び感覚で楽に遊んでいます。紀華は「LALALA」喫茶店の恵美の妹である事も仲間達に直也は話します。誰もが驚きを隠せませんでした。1年の時は色々な出来事があったが2年になると殆んどの出来事は学校の行事くらいでつまらない授業だけでした。屋上での出来事で1年の問題児であった崎山源一も何人かを連れながら直也の集団に加わり色々な話をしています。崎山源一は元々は物静かな人間だったようです。あの屋上で直也と何を話したか誰もが気になる事でしたが、源一は答える事はなくただ直也の周囲に溶け込んでいたのです。源一も直也という存在と出会う事がなかったら暴力という世界の中で生きる事になっていたかもしれません。この学園祭で直也は求めたものが手に入ってきたように感じていたのです。直也にとって決して消えない伝説や大きくなった噂はそのまま伝えられていますが生き方を変えた事で伝説の何かが変わるように直也は感じていました。これまで学生同士で戦ってきた経過が物語っているように思えたのでしょう。直也は紀華と出会った事で全てが変わった気がしていました。典子とのすれ違いは久美子と同じように近くに寄り添い過ぎた事で典子を救ってくれたのは真一でした。もし真一の存在がなかったとしたら典子はきっと悪夢に悩まされていた事でしょう。典子にとっては真一は唯一の相談相手でした。日々は過ぎ模擬試験があり次には三者面談がありました。直也の三者面談には実家の母が来たが推薦での進学の方向でいくという事になります。しかし直也の気持ちは進学の事は考えてはいなかったのです。紀華の三者面談は姉の恵美が来たが進路の話しは3年生になってから決める事になったようです。恵美と紀華が出てきた時には直也は出口の場所で待っていました。直也は両手はポケットに入れコンクリートの壁に寄り添い姉妹の2人の姿を見て首を縦にふり笑顔を見せます。姉の恵美は先に喫茶店に帰り直也と紀華はその後をゆっくり歩きながら喫茶店に入ります。喫茶店には仲間達もいて一般のお客もいた。直也と紀華はカウンターの席に座り紅茶とアイスコーヒーを頼みます。
「ねぇ、直也は進学なんでしょ」と紀華は直也に声をかけます。
「あぁでも俺は何も決めてはないよ勝手に親と教師で決めてた」と直也は紀華に答えます。
その後は直也は紀華の会話はしばらく無言になります。
「あの時の夢が叶うといいな」「あの時って何?」
「電車の中で見た夢のようになれたらってことよ」
「覚えてないよ、ごめんな」「いいんだよ私だけが思ってればいいことよ」
直也は何も答える事は出来なかったが3年生になったらもう1回三者面談がある事を考え答えを出そうと思っていたのです。その後に学校と出前のアルバイトだけで過ごした日々が過ぎ冬休みが近づいてきました。この頃には真一は典子と相談相手として付き合い直也は紀華と付き合い良い関係が出来ていたのです。典子と紀華は仲良くなり直也と真一も元の関係に戻っていました。
「今度の冬休みは直也はどうするの?」と真一が直也に声をかけます。
「海の旅館に行こうと思う、あの場所は俺たちには聖地だな」
「俺たちって、俺と典子のことか?」「そうだ、これから俺達は、また何かを見つけなきゃな」
「なにを?まだなにかあるのか?」「3年になったら、どうするか卒業したらどうするか、お前決めたの?」
「決めてねぇよ決められなかったんだぁ親父がまた転勤するかもしれないからな」
こんな会話をしている時に叔父と叔母は直也を養子としてもらえないかと直也の実の両親へ話をしていました。直也の父親は春樹の事を考えると自分が出来る事をしてあげたいという気持ちを持っています。一人っ子の春樹を事故で亡くした叔父の気持ちを考えるとどうしても直也の母親はそう思えません。直也のアルバイトは出前だけでなくカウンターの中でラーメンつくりの手伝いもはじめていました。叔父や叔母は直也を養子に向いいれる準備を始めていたのです。高校2年の日々はあっという間に早く直也や春樹の噂は大きく伝えられたりしていました。しかし噂話で暴力に身を置くものは少なくなっていました。「もう少しだ春樹!もう少しで伝説も消えてなくなる」直也は春樹の写真を見ながら心の中で話をしていました。紀華は写真を見つめる直也には言葉を掛ける事もなく直也の姿をずっと見つめていました。


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第2弾:蒼い時のドリームキャッチャー54話

2023-08-20 07:16:19 | 第2弾:蒼い時のドリームキャッチャー


「さて、そろそろ帰ろうか?」「ところで8月にもう入ったけど出前はいいの?」「あぁ~、そうだった、忘れてたよ」「お馬鹿さんだね、こんな私に付き合ってさ」「真一に怒られっかな?叔父さんにも叔母さんにも」
実家に帰って直也には気になる事があった。隣の他界した久美子の家にシャッターが閉まっていた事でしたこの時は両親に直也は隣の家がどうなったか聞く事はしませんでした。のどかな実家を出て駅に向かい電車に乗り2時間電車に揺られる事になります。電車に乗って外の風景は以前中学卒業後に見る風景と違って見えた。風景は変わってはいないが変わったのは直也であったのです。紀華と直也は寄り添いながら電車の椅子に座り会話はなし少し疲れたせいか2人は軽い眠りにつきます。揺れる電車は直也と紀華に軽い眠りに同じような夢をみさせていました。目的の駅に着くと席を立とうと2人はしなかった。直也と紀華は顔をあわせ苦笑いをするだけで夢の事は覚えていなかったが紀華は顔を赤くしていました。ドアが閉まる放送があって急いで電車を折り駅のホームで少し休み改札口を出ていきます。
「直也一緒にいたい?嫌いだったって言ってごめんね」「俺の部屋に来るか?たぶん散らかってるけどね」
「うん私はどうでもいいの一緒に居られればね」「わかった一緒に居よっか」
直也と紀華は静かにゆっくり歩きながらラーメン店へ向かったが店からは入らず裏口から直也の部屋へ入っていきます。少し疲れた様子でベッドへ横になる2人は天井を見ながら浅い眠りにつきます。一時間ほど眠ったでしょうか?直也はドリームキャッチャーは必要なくなったと思っていた頃の事でした。眠気がとれた紀華はドリームキャッチャーを作る為の道具箱をベッドの下から出してしまうのです。
「この箱は久美子ちゃんの箱なんだね大切なもの?」「あぁ大切なものだよ、こんなにしっかりした缶の箱は6年ものだ」
直也と紀華は缶の箱の中にある部品をとりドリームキャッチャーを作りはじめます。ドアの方からは扉を閉めていても1階のラーメン店の活気ある声が聞こえています。
「いいの?叔父さん達に顔見せなくて?」「気にしなくていいよ、作ったら下に降りてくよ」
紀華は器用で作り方の紙を見てすぐに作れるようになっていきます。出来上がったドリームキャッチャーを作り終えると交換しまいました。直也が思うようにはいかなかった。またドリームキャッチャーを作ってしまい、これからも必要なようです。直也の部屋から階段を降りてラーメン店に顔を出すと大きい声を出していた直也の仲間達や叔父や叔母が出前から帰ってきた真一は驚いた顔をして紀華も顔を出すと叔父のラーメンを作る手も一瞬とまります。
「直也、あんた、いつ戻ったの?」
叔母の声に直也は何も答えず座敷にいる仲間のところへ真一も紀華も直也についていきました。
「お前どこにいたんだよ行方不明になったっていってたから心配したんだぞ」
「悪かったな、こいつ紀華って言うんだけど俺の彼女だからヨロシクな」と直也は言ってしまいました。
「お前え?淡白な紹介だね、こっちの話はきかねぇってか」「その方が、わかりやすいだろ」
真一は仲間達に紀華を紹介する姿を見ると何も声を掛ける事が出来ませんでした。その時の直也はこれまでの直也とは全く違う事に真一は気がついていたのです。
「直也、典子はどうするんだ?」
真一は小さい声で直也に声をかけたが返答はなく真一の肩をたたきます。直也はすっきりした笑顔で顔を見つめます。直也は真一や典子ともすれ違いがあり偶然なのか常に一緒にいたいと直也と紀華は思っていました。仲間達は笑いながら「おめでとう」と声をかけてくるが真一は出前にいってくるといってその場を立ち去ります。直也と紀華は仲間達とドリームキャッチャーを見せ合い騒いでいました。仲間に紹介しているのに表情を変えない紀華に直也は両頬に人差し指で触れると紀華は照れながら笑顔を見せます。紀華の人生は6年間という日々無表情で存在感を消し生きてきた紀華には常に直也が必要だったのです。仲間達は顔を赤くし笑顔を見せる紀華をすぐに仲間として受け入れてくれたようです。真一の心の中では「典子の気持ちを裏切った」と許せない気持ちの葛藤はあったようですが出前に集中しながら考え直也を許していました。直也は真一にあえて違う自分を見せていたのです。真一が典子を好きになり典子も真一を思っていた事を考えていました。はっきりしない真一に少しばかりイライラしていたのでした。直也がいない間に真一と典子は仕事が終わると駅前のロータリーのベンチに座り話をしていました。戻ってきた日も真一は典子に会い直也が帰って来た事と仲間達に彼女を紹介していた事を話します。典子は直也への思いがあり無言になったが真一に返事をします。
「いいのよ直也はいつも自由な方がいいの、きっとその彼女は紀華でしょ私には紀華のように直也を自由にさせる事が出来ないの何処かですれ違ったんだよね」「自由か?そうだなアイツはどんどん離れていく感じがするよ、でも仲間を大切にする典子、聞いてもいい?」
「なに?」「正直に言うよ俺のこと、どう思ってる?」
「好きだよ、いつも一緒にいてくれて安心させてくれるから直也は心配ばかりかけるし紀華って子は一人で生きていけないんだと思う前に直也に聞いた事があるの紀華には直也が必要なんだよね、きっと」
「そうか俺たちは今のまま流れのまま会って行こうよ直也達のようにな」
「流れに乗るのね、それって付き合うってことになるよ、私でもいいの?」
「あぁ、典子さえ良ければね」
真一と典子はお互いの思いを、この日やっと伝える事が出来たのです。伝える事が出来たのは直也の姿や行動があったから「素直」に気持ちを伝える事が出来たのかもしれないと真一と典子は思っていました。しかし真一は典子が孤独にならないように「友達」として思っていたのです。この頃の仲間達の溜まり場はパチンコや2階のゲームセンター「LALALA」喫茶店と直也のいるラーメン店「どんどん屋」で典子のいる焼肉店「YAKINIKU」。ゲームセンターは学校に行く日が集会場になり他の店にいる事が多かった。直也が戻った日アルバイト募集の紙が貼られていた。直也は、これまで通り出前を始めるが直也は紀華にアルバイトするよう話し叔母さんと一緒にホールでアルバイトを始める事になった。この日バイト募集の貼り紙はなくなった。8月の夏休み直也と真一は出前をし紀華はホール典子は自宅の焼肉店のホールであるバイトをする。真一と典子は距離を置きながら付き合いはじめ夏休み中はロータリーのベンチで会う事にしていました。直也は仕事が終わると紀華と2階の直也の部屋で時間がある限り色々な話をします。紀華は姉と2人暮し姉はいつも紀華の事を気にしながら暮らしていたようです。姉の恵美は紀華が直也と付き合う事を聞くと夏休みの間は住み込みであるバイトを許します。直也との付き合いは恵美は認めていたのです。いつかきっと出会うということを予感していた姉の恵美であったのです。女の直感でね。出前に終われる時間はそろそろ終わりになり学校がはじまります。しかし姉の恵美の頭の中では認めては無く直也と典子の2人が繋がっているように思えてならなかったのです。今は紀華には直也が必要だと思っていました。


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第2弾:蒼い時のドリームキャッチャー53話

2023-05-31 10:31:16 | 第2弾:蒼い時のドリームキャッチャー


直也は紀華の姉が働く喫茶店で出会った時の事を思い出していました。最初に直也が紀華を見かけた姿は会話もなく存在感のない紀華でした。直也達は紀華の後ろを通り仲間達と話をしながら大声で笑ったり色々と馬鹿な話をしていた。姉の恵美が直也の事を教えると紀華は直也の行動に興味を持ったようだった。姉の話に最初の印象はあまり良くなかったが噂や伝説の話の学生として目立ってるのが気に入らなかったらしい。施設で育った人見知りの紀華の性格はいつも冷静で笑顔を見せず存在感を消し静かに人間模様を見ていただけであったのです。直也は笑顔でも眼が笑う事はなく仲間達の話を静かに聞いていただけでした。最初の印象は本当の姿をみせない暴力的な直也に紀華はイライラしていたのでしょう。公園でのチンピラ達の事や屋上での出来事で直也は紀華に会いにいき顔についた血を拭いた時から紀華が直也を見る目が変わっていきます。直也は本当の姿を見せた事で紀華には望む存在である事に気がつき直也に興味を抱き始めていました。何故あの時に紀華に会いに行ったのか直也自身わからなかった。ただ求めるまま思うがままに行動をとっていた直也でした。紀華は言葉は嘘もつけるが行動は嘘をつかないと思って生きてきたのです。あの時の行動が紀華にとって直也は素顔であったのでしょう。直也にとっても心が許せる相手になっていたのかもしれません。紀華の一言で直也は崎山源一という問題児と話し合い解決する事が出来たのです。いつかは直也は崎山源一と何かしらの関係を持つ事になると思っていたのですがタイミングで紀華は直也の背中を押したのだと思います。私鉄電車では途中で30分待ちの国鉄電車に乗り換え約3時間、電車に揺られなが直也の実家に向かいます。乗り換えの駅までは2時間で疲れたのか直也と紀華は寄り添いながら眠りにつきます。2人にとって互いに違う悪夢をみる事もなくただ眠りについていました。乗り換えの駅は最終です。駅員に肩を軽く揺すられ直也と紀華は起こされました。り換えの時ホームで電車を待つ間に紀華は直也に声をかけています。
「どうして、私を実家まで連れて行くの?」
「愛や幸せというものがどんなものなのか教えてもらいたいんだ」
「愛とか幸せとか言われても知らないよ知ってるのは孤独であることだけ」
「だからだよ俺も孤独に生きてるけど距離と時間をかけた事で何かを見つけるが出来るかもしれない」「孤独だから?」「そうだ春樹の話は知ってるよな春樹の部屋にいるのは俺なんだ春樹の日記を読んだ時涙が止まらなくなった時がある孤独だったでも両親の気持ちを考えると何故か愛と幸せを感じる時がある。日記にそう書いてあった、その意味を俺の両親ではどうなのか教えてくれて紀華も孤独だったのなら、きっと何か見つかると思う」「孤独だからこそ、愛や幸せを感じる?」「慣れ合いは、しょせん群れをなして強くなるが一人一人は強くなれないだろ俺達は強くなれると思うよ」
紀華の孤独と直也の孤独は似てはいるが紀華には憎しみを感じていて直也の孤独には悲しみを感じていました。
「俺は、お前となら、もっともっと強くなれる感じがする」
直也の言葉で紀華には心が安らぎ救われていくようになり直也の事しか見えなくなっていきます。紀華は直也に教わった笑顔を見せ直也の顔を見つめています。駅ホームの放送があり、国鉄の電車が近づいてきました。近づいてくる電車を見ながら直也と紀華は2人の関係の事を考えています。電車に揺られ約30分で目的の駅につき実家へは歩いて15分。手が触れ合うと2人は手を握りしめ歩いていました。直也は久しぶりの風景を見ながら紀華は初めての風景を見ながら会話はなく実家へ向かい2人は手を握りしめるだけで良かった。直也は店から入らず路地にある玄関から入り直也の本当の父親が経営する骨董店に顔を出し両親を驚かします。
「元気だった?久しぶりに戻ってみた、裏の縁側にいるから」
直也は裏の縁側で久美子の事から紀華に全て話をしていたが日がくれ店も暇になると母が縁側に来て驚いていました。
「まぁ直也ったら早く言えばいいのにね一人でいたのかと思ったわ」
そんな時に直也の実の弟の直継が中学から帰ってきて軽く声をかけると軽く挨拶を交わしました。直也と紀華は店内へ呼ばれ少しすると弟の直継も現れ店には直也の両親と弟と紀華だけが客席で食事を始めます。紀華は初めて会う家族の前では笑顔を見せる事は出来なかった。でもいつもの通り直也が人差し指で紀華の頬を軽く突きます。直也は紀華の顔を見ながら笑っています。恥ずかしそうに紀華は笑顔を見せると会話が始まりました。直也はまず両親へ紀華が施設で育った事を話し紀華は自分の境遇を話します。直也の実の両親は理解する事が出来て、おかずの料理の種類を多く出してきてくれました。弟は中学時代の直也の姿を話し兄直也の存在の大きさ噂によって困るような事も包み隠さず話を紀華にするのです。紀華は直也の家族関係に包み込まれるような暖かさを感じていたようです。これまで氷のうように冷たい心が溶けていくかのように何を話していても笑顔が絶えずお互いの意見を言い合います。父親はそれほど話をする事はなかった。その父の笑顔を見る紀華は直也と春樹の笑顔とそっくりな事に気がつきます。
「これが家族なの?」紀華は冷たい心に暖かいものが流れ込み何かに包まれているような気分を感じていました。直也の部屋は、そのまま残されていて16畳の部屋でした。そこに2つの布団を敷いてくれる母でした。しばらく直也と紀華は母と話し合います。母の心配する事は中学でも高校でも直也の行動に問題があるのか他人に迷惑をかけてはいないかという事でした。母は紀華に高校での話を聞くと安心した様子で噂の話などはしません。紀華は主に仲間の話しや紀華との関わりばかりを話しています。もちろん最初の印象は最悪であった事もです。直也は話しに加わる事なく何を考える事なく中庭の風景を見つめていました。直也の両親は自由に何でも自分でやらせ困った時だけ相談にのり解決策に導くといった教育方針であったようです。紀華は母親の教育方針を聞くと良く理解ができ親ありこの子ありなんだと思ったのです。両親へ伝えてはいない、直也の姿は教育方針と両親の思いから作られたものだったのかもしれないと紀華は思います。紀華は孤独だったけれど直也の両親と話ができた事で特別なものを感じるようになるのです。暖かいものに包まれながらも孤独で自由で直也は紀華を同じように包み込んでいてくれた事を強く感じていきます。次の日は直也の育った街を歩き紀華と一緒にバイパス下の以前は遮断機のない踏み切りであった場所へ行きます。
「ここからはじまったんだね直也の孤独感は?」「そうかもしれない一生忘れる事はないと思うよ」
「忘れる必要ないよね、人生の一ページでしょ大切な一ページ」
「紀華は、わかってくれるんだ、俺の気持ち」「私にもあるもの、直也の気持ちと一緒だよ」
この日ドリームキャッチャーは2個しか縛られていなかった、直也は久美子の作ってくれた古くなったドリームキャッチャーを縛り付けます。「ありがとうクーコもう俺は大丈夫だ見つけたよ大切なもの」と直也は心の中で久美子に伝えていた。紀華はドリームキャッチャーを持ってはいません。直也はフェンスへ縛ってしまったので持つ事がない持つとすれば自分で作る事になるでしょう。でも紀華の為には直也はドリームキャッチャー作る事をやめます。
「久美子さんの重荷は私が半分持ってあげるね、それから今持ってる重荷も半分、私には重荷はないもの家族愛みたいなものもらったし」
「紀華は俺の、おとんとおかんから何か感じたの?」「うん持った事もないものをもらったよ中学でも色々あったんだね弟さん言ってたよ中学の時の事も大切な一ページだよ忘れないでね、ありがとう直也」
紀華を実家に連れてきて良かったと思う直也でした。遮断機のない踏み切り跡の前で紀華の表情は今までにはない素顔ですっきりした表情をしていました。1週間だけ直也の実家でゆっくり過ごした直也と紀華は直也が両親の思いを感じてるはずなのに感じられてない事を紀華は直也に教える様になります。紀華が1週間で感じていたものは「愛と友情」であったのです。時間をかけて紀華は直也に「愛」を感じさせていきます。紀華は自分が直也に伝えていく事になるとは信じられなかったのでしょう。


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