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サウジアラビアのブロガーのバダウィさんに10年の刑

2014-05-08 | Weblog

 

(写真) バダウィさんは先の裁決に対して上訴したら刑量が増えた

ローカル・メディアによると、サウジアラビアの裁判所がイスラム教を屈辱したこととリベラル・ウェブ・フォーラムを設立したことを理由にブロガーのバダウィさんに10年の刑を言い渡した。

彼は、1,000回の鞭打ちと100万リヤール($266,000)の罰金の支払いも言い渡された。

アムネスティ・インターナショナルは、その判決を「常軌を逸している」として当局に破棄するように促した。

リベラル・サウジ・ネットワークと呼ばれるウエブサイトの共同設立者であるバダウィさんは2012年に逮捕された。

彼は先回のより寛大な7年3か月の監禁と600回の鞭打ちの刑に対する上訴の機会を失ったと政府寄りのサウジ紙が報じた。

昨年、彼は死刑に相当する背教の罪を免れた。

バダウィさんは、以前、5月7日を「サウジアラビアの自由の日」にすることを呼びかけた。以来、彼が設立したウエブサイトは閉止された。

アムネスティ・インターナショナルは、彼を「良心の囚人」と称して釈放を要求している。

「バダウィさんは、サウジアラビアの平和的な活動家達を黙らせる容赦のないキャンペーンの餌食になった犠牲者だ。」とする声明を出した。

昨年の10月、サウジアラビアの記者が、預言者ムハンマドについて屈辱的なツイートを書いたとして1年半を刑務所で過ごした後釈放された。

彼は、2012年に、サウジアラビアからマレーシアに逃避したが、数日後に送還された。昨年、公衆の面前で謝罪して釈放された。

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保守の塊のようなサウジアラビアで改革的な行いをするには勇気が要ります。 彼のように自分を犠牲にしてでも改革の努力をする人がいないと国民は自由が得られません。改革者が勝利する日がいつかは来ると信じたいものです。


オーストラリアの殺処分政策の下で170匹以上のサメが捕えられる

2014-05-07 | Weblog

 

(写真)捕えられた172匹の中に白色鮫はいなかった

西オーストラリア州の物議を醸している殺処分政策の下で170匹以上の鮫が捕えられた。

1月から2月にかけて試行過程として、西オーストラリア州の7ヶ所の浜辺にドラムラインが設置された。最大級の鮫のうち50匹が殺された。

サメに襲われて6人が死亡したのだから殺処分は当然だと当局。

人を襲うと言われている巨大な白色鮫は捕まらなかった。

殺処分は海岸によく行く人々に安心感を与えていると州政府。  更に3年は続ける予定と。

「大胆な対策で、この人気のある浜辺に泳ぎに来る人々を守るために大成功している。」と水産相。

「もちろん、どの鮫が人を襲うかは分らないが、政府は常に人の命を最優先している。」

これに対して、野党(反対者)は鮫を殺すことが効果的な対策ではないし、むしろ、海の繊細な生態系を損なうだけだとして反対している。

「政策は非常に不人気だ。捕えようとしている鮫はほとんど捕えられていない。」とケリー氏。

「この政策が浜辺をより安全にすると政府が考えている理由を示す科学的研究を人々は望んでいる。」

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オーストラリアといえば、日本の捕鯨船を妨害して自国政府をして国際裁判に提訴させるほどの過激な環境団体を思い出します。 当然、鮫を捕獲して殺処分する政策には反対するでしょう。 人の命が大事だから鮫を殺すのなら、近海にいる鮫を全部殺さなければならないでしょうね。どの鮫が人を襲ったのか分らないので・・・でも、泳ぐ人々は鮫がいなくなってほしいでしょう。 難しい問題です。


中国の広東省で違法に造られた橋が崩壊して11人死亡

2014-05-04 | Weblog

 

(写真)違法建設中だった石のアーチ橋

(写真)瓦礫の中から救い出されて病院に運ばれている生存者

政府と国営メディアが伝えるところによると、中国南部で橋が崩壊して11人が死亡しました。

その石のアーチ橋は、広東省の村で違法建設されていました。

橋は土曜日に崩壊して5人が即死、6人が病院で死亡しました。

当局が事故を調査中で、建設業者は逮捕されました。

橋が崩壊した時、26人が橋の下敷きになりました。

生存者は瓦礫の中から救い出されて病院に運ばれました。

「今はかなり回復したが、病院に運ばれた時は目を開けることさえできなかった。」と生存者の1人。

「村は、数回、橋の建設を中止するように求められていた」と政府役人。

「しかし、村は木曜日から土曜日まで行われたメーデーの休暇に向けて秘かに建設を再開した」とつけ加えました。

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多くの人が渡る橋が違法建設とは驚きです。建設中の事故だったので一般の人は渡っていなかったのでしょうか。「石橋を叩いて渡る」必要がありそうですね。