まるこの「時事和訳ブログ」

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ブリティッシュ・エアウエイズが南アのO・R・タンボ国際空港のビルにぶつかる

2013-12-23 | Weblog

(写真)空港のビルに切り込んだように見えるボーイング747の翼

200人以上を載せた飛行機が、南アフリカのヨハネスブルグから離陸しようとしている時に空港のビルにぶつかりました。

ロンドン行きのブリティッシュ・エアウエイズがO・R・タンボ国際空港でタキシングしていた時右翼がビルにぶつかり乗客の4人が怪我をしました。

 

写真ではボーイング747が建物に食い込んで見えます。

 

南アの民間航空会社は、飛行機は機体よりかなり狭い誘導路を滑走していたと言います。

 

ボーイング747-400機の事故は日曜日の午後起きました。

 

「飛行機は、コントロールタワーが指定した誘導路を取らずに別の誘導路を走行した。間違ったのだ。」と当局。

 

乗客のハートさんは、「タキシングしていた時に大きな音がした。」と言いました。

 

彼は、「機長はちょっとした事故だと言ったが、右側にいた乗客は実際に何が起こったかを見ることができた。」と言いました。

 

乗客は全員無事でしたが、ビルの中にいた地上スタッフの4人が怪我をしました。

 

「4人は軽傷で、元気にしている。」と南アの航空会社。

 

ハートさんは、「乗客は1時間後に飛行機を降りることができたが、燃料漏れのために荷物はまだ受け取れなかった。」と言いました。

 

BAは、「182人の乗客にはホテルを用意し、代わりのフライトを準備しているところだ。現在調査中で南アフリカ民間航空会社に調査班を送っている。」と言いました。

 

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BAの事故!何が原因なのでしょうか。死傷者がいなくて幸いでしたが。

 


チリの裁判所が津波の補償金支払いを命じる

2013-12-20 | Weblog

(写真)チリの津波で破壊した海岸沿いの地域

チリの最高裁判所が、2010年の津波の被害者の親戚に補償金を支払うように国に初めて命じました。

サンチアゴの記者によると、その決定は補償金を要求している多くの人々の先例になるかもしれません。

2010年2月の地震とその後の津波で500人以上が死亡しました。

政府が最初の津波警報を解除した後に、海岸沿いの村が大波に襲われました。

裁判所は、漁村に住んでいたマリオ・オバンドさんの未亡人と子どもや孫達に100,000米ドルを支払うように国に命じました。

裁判所は、尋問で、男性が地震の後ラジオで津波の危険性はないと聞いたことが分りました。

それを聞いて、彼は家に居ることを決めました。

しかし、20分後に彼の家は大波に呑み込まれました。

彼の親戚は彼を何とか救い出して病院に連れて行きましたが、三日後に死亡しました。

海洋情報サービスを行うチリの海軍は、津波の後に、予報を誤り不明瞭な情報を政府に伝えたことを認めました。

政府は、警報を出しましたが、その後取り消し、致命的な波が襲ったすぐ後に再び出しました。

多くの犠牲者の家族が、情報の誤りによって人々が判断を誤ったとして国を提訴しています。

地震と津波によって800,000人以上が家を失いました。

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チリは地震や津波が多く発生する地域なのだから、もっと確実な警報を出すべきですね。この裁判に対して国が上訴するかどうかは未だ分りません。

しかし、同じ環境にある日本の専門家の予報はちょっと過剰気味ですが。


クリスマスのポインセチア詐欺でマフィアの男が逮捕される

2013-12-17 | Weblog

(写真)イタリアではクリスマス・スターとして知られている赤い葉の植物

イタリアの警察は、クリスマス恐喝詐欺の疑惑でマフィアの4人の暴力団員を逮捕しました。

男達は、イタリアではクリスマス・スターとして知られている赤い葉の植物ポインセチアを卸価格の100倍で買うように店主を脅していました。

ナポリの南部の都市の暴力団員は過去3回のクリスマスシーズンにも一鉢100ユーロもの多額な金額を要求してきました。

彼らの”クリスマスの申し出″を断った店主は店を破壊されました。

「サンタクロースのような服装をした人が店主や企業のドアをノックするのではなく、4人のマッツァレッラ団員だったのだ。」」と警察が言います。

男達は、ファミリーや獄中の暴力団員の法的手数料の資金を得ようとしていました。

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せっかくのクリスマスの花がギャングに悪用されるとは!


マンデラ氏の通訳会社が消える

2013-12-13 | Weblog

(写真)「天使がスタジアムに入るのを見る。」と語るサムサンク・ドヤンアティさん

南アの大臣が、偽の手話通訳者をマンデラ氏の追悼式典に送った会社の所有者が消えたと言いました。

ボゴパネ-ズール副大臣が、南アの通訳者のドヤンアティの不十分な手話を聴覚障害者協会に謝罪しました。

「彼はコサ語を話している。英語は彼には負担が大き過ぎた。」と彼女。

ドヤンアティさん自身は、彼の欠陥だらけだった手話を反省しています。また、過去において暴力的だったことも認めました。

式典の間、ドヤンアティさんはオバマ大統領やマンデラ氏の孫のような重要な人達の隣に立って弔辞を手話通訳するために雇われました。

しかし、、彼は正当に認可されていたとして治安の問題はなかったと大臣は言います。

火曜日の式典以来、何故ドヤンアティさんをそのような重要な式典のために雇ったのか説明をするように政府に圧力がかかっています。

記者会見で、ボゴパネ-ズール副大臣は間違いがあったことを認めましたが国が辱めを受ける理由はないと言いました。

「100もの手話語があるので彼が困難に直面することはある。」

「彼は順調に始めたが、だんだん疲れてきた。ガイドラインには20分おきに交代するように書かれている。」

彼女はこれからも彼を雇うことについては否定しませんでした。

しかし、ドヤンアティさんの雇用者を詐欺まがいだと非難し、会社の取締役が完全に消えてしまったと言いました。

ドヤンアティさんの手話通訳を世界中の数百万人がテレビで見ていました。

彼は、式典の間、頭の中の声のために集中力を無くしてしまった、幻覚が始まり天使がスタジアムに入ってきたのが見えたと言いました。

「私は非常に苦しい状態になりました。」

又、過去にも時々予期せぬ行動を取ったことがあり、時々この場で暴力に反応し、時々何かが自分を追っかけるのを見るとも語りました。

ドヤンアティさんは以前ANCで働いていたようで、昨年の二つのANCのビッグ・イベントで彼がズマ大統領の横で手話通訳をしているのが映像に見えます。

南アの通訳協会は、以前もドヤンアティさんの通訳に苦情が出ていたが、与党は対策を取らなかったと言います。

マンデラ氏の遺体は三日間安置された後、軍がプレトリアの空軍基地から東ケープ州に空輸します。

軍の儀仗兵の一隊が到着を見守り、それから砲台に置かれて霊柩車に移される予定です。

それから、マンデラ氏の遺体は生まれ故郷のクヌに運ばれ、テンブ族が歴史的な儀式を行う予定です。

和解の記念日、12月16日に、ユニオン・ビルディングでマンデラ氏の像の除幕式が行われる予定です。

その日の国民的行事は、南ア各地で大型スクリーンに映されます。

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昨日の記事の続きです。彼自身が幻覚を見る病的な部分があることを認め謝罪しています。彼の所属する会社は姿を消したようです。南ア政府議会(ANC)は以前にも彼を雇ったがそのような問題を抱えていることに気づかなかったとしています。また、彼がどうやってあの場まで辿り着けたのかを調べているとか。いかにも大陸的ですね。

マンデラ氏の遺体に会うためにバスを待つ人々の長蛇の列

1994年4月の初の選挙で投票を待つ人々の長蛇の列(ソウェトで)

 


マンデラ氏の追悼式:不適切な手話通訳に非難

2013-12-11 | Weblog

(写真)ネルソン・マンデラ氏の孫の隣に立つ手話通訳者(右端)

ネルソン・マンデラ氏の追悼式を聴いていた聴覚障害者が公式的な手話通訳が不適切だったと不満を現しています。

聴覚障害者連盟は、通訳者の訳は独断的で意味がなかったと記者に語りました。

南アの最初の聴覚障害者の女性議員は、通訳者はくだらない手話をしていたとツイートしました。

通訳者はANCに雇われたか使われていたのだが南アの手話語を使わなかったと彼女は語りました。

「ANCに関係のある手話通訳者はANCの副大統領の傍に立ち意味の無い訳を行なっている。彼は手話ができない。彼を止めて。」と生中継の間ツイートしました。

ANCは、儀式で手話通訳者を使ったかどうかについてはコメントしませんでした。

AP通信によると、南ア政府は声明を発表する準備をしているとのこと。

手話通訳者は、まだ特定されていません。

南アの聴覚障害者連盟で手話通訳を教育しているデイサル氏は、彼は聴覚障害者団体に知られていないか南アの他の通訳者だとしています。

南アの手話には独自の言語構造があり、アフリカーンス語やコーサ語や英語とは関係が無いとデイサル氏は語りました。

主要な国内外のメディアが、火曜日に、マンデラ氏の国葬を実況中継しました。

友人やマンデラ氏の家族や世界の指導者達が前南ア大統領を追悼している時、手話通訳者はステージで手話をしていました。

英国聴覚障害者のニュース・ブログ〝リンピング・チッキン″は、「その手話通訳者は彼の動きに奇妙なリズムの繰り返しがあり、彼の手や体の動きは話者が何を話しても同じように見えた。」

ブログの編集者は、彼は我々の言葉を真似していたと言いました。

もし彼が偽者だと分ったら、世界が抑圧と闘ったマンデラ氏に敬意を払っている日に、彼がステージに立って別の少数者である聴覚障害者を十分抑圧したことになる。」

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CNNテレビの中継を見ていて、あの人は何をしているのだろうと不思議に思い、見続けているうちに手話をしていることが分りました。時々あらぬ方向を見て小刻みにリズムを取りながらも確かに手話をしていました。この記事を読んで納得できました。やっぱり彼の仕事はいい加減だったのですね。ANCの発表が待たれます。