裸の大将「山下 清」は、やっぱり大天才だと思いました。
今日は、その「山下 清 展」を観るために小倉まで行ってきました。
電車だと往復で2000円くらい。めずらしくオットも観たいというので二人で行くことになり・・・それならば・・・と、車で。
一般道だけを使い、片道1時間ちょいくらい。
周りを走っている福岡ナンバーの車が、気が付くと北九州ナンバーの車ばかりになり・・・ちょっと遠出した気分♪
展示会の場所は、小倉井筒屋・・・詳しいことは知らないけれど、北九州の老舗デパート?
以前、おじさんたちのベンチャーズの演奏を聴いたのは、黒崎の井筒屋でした。
見えてきた小倉井筒屋。手前右は、代々木ゼミナール。右奥が井筒屋。
さてさて、山下 清展ですが、観に行って本当によかった!
「長岡の花火」(上のパンフレットの貼絵)が印象に強く残っていて、貼絵がほとんどだと思っていたらそうでもなくて、ペン画、水彩画、版画、油彩画・・・焼き物まであって、びっくり!彼が使っていたリュックや浴衣まで展示してあり、楽しめました。
貼り絵は、想像していた以上に細かくて・・・ほとんどの作品がその場ではなく、あとから記憶を思い起こして描いた(貼った)ものだというからすごい。頭の中に絵が出来上がっていて、それを現実に画用紙に写し取っているらしい。
初期の頃の貼絵。虫がほとんどだったそうな。
そして、今回、張絵以上に感動したのは「ペン画」
黒一色なのが信じられない・・・色が見える気がする。
そして、他のペン画もそうだけれど、サインペンのような太いペンで描かれているにもかかわらず、迷うことなく描いていったことがよくわかる。間違えることなんてなかったんじゃないかしら?細かい点々点々点々点々・・・その点々も大きさや太さがちゃんと描き分けられていて、ため息が出るほど。ペンが太いので、全体的に可愛い。
たっぷり時間をかけて150点を鑑賞したあとは、井筒屋の中をちょこっとうろうろ。
新館と本館をつなぐ廊下から、小倉城が見えました。
お城があったんだ!
今回はお盆ということもあり、車で来てしまったということもあり、帰りの渋滞を考えて小倉の滞在時間は2時間ほど。それも井筒屋の中だけ。もったいない!
・・・というわけで、次に来るときはじっくりと楽しまねば!