そこからしばらくは妻の面会に行ける時は行き、荷物の受け渡しをした。
面会時間は13:00~16:00で1日2名までで15分程度だ。
このご時世だ。
コロナも流行っている。
本当に五類なのだろうか?
インフルと同じってマ??
明らかにコロナの扱いがデカすぎるだろう。
いつまでこんな事やってんねん
と思いながらも
妻がいる病棟には今から出産を控えてるお母さん達。
そして出産を終えて束の間の休息を入れているお母さん達。
そしてこれからたくさんの幸せに包まれるであろう新生児達。
が同じフロアにいるのだ。
そりゃー仕方あるめぇ。てやんでぇ。
妻の10月1日の入院の理由は
子供のサイズが小さい事。
成長曲線の小さいを更に下回っていた。
次に切迫早産のリスクがあるという事。
子宮口が短いという物だった。
そしてもう1つが血糖値が高く妊娠糖尿病なのでは?という懸念。
この3つの理由だった。
しかし翌日の検査等々で糖尿病ではない。
その後日、子宮口も初日より長くはなっていると言われた。
となると残されているのは息子の事が気になるのである。
東広島にあるとある病院で主治医が2名付いてくれて、連日の様にエコーや胎児の鼓動を感じたりしていると妻からは連絡がマメに入っていたので状況はすごくわかりやすかった。
来る日も来る日も同じ検査。
来る日も来る日も同じ状態。
来る日も来る日も同じコメント。
私は妻が何のために入院しているのか少し疑問にすら思い始めていた。
切迫早産のリスクとして下腹部や足の付け根が張るというものがどうやらあるらしい。
うちの妻は足の付け根が張って痛いというのが良くあった。
一週間ほど経った頃。
妻には張りを抑える為に24時間の点滴が入ることになった。
その姿は我が子を思う母の姿であったが、私は辛い思いをさせてしまってすまないという罪悪感が常にあった。
本当に妊娠をすることがどれだけ大変なことなのか産まれる前から痛感する。
出来ることなら代わってやりてぇけど…俺注射苦手だしなぁなんて心では思う私は弱虫毛虫ダンゴムシだろう。
それでも面会に行くと笑顔を見せてくれる妻。
妻は幼少の頃に入院生活があり、その時の事を思い出す様だった。
しかし、我が子の命の為に懸命に耐えてくれているのだ。
そんな妻が、泣いた。
しんどいと。
子供の事の心配や自分の過去のある種のトラウマの部分と1人で戦わせてしまっていたのだ。
連れて帰りたい!と思うがそれも出来ない事実とやるせなさに胸がどうにかなってしまいそうではあった。
私は慰めて励ますことしか出来ない。
こんな時に男はなんと無力なのだろうかと嫌になった。
そしてある日。
妻からこんなラインが飛んできたのだ。
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