大阪龍馬会

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武市半平太 結婚後も美人描く? 掛け軸の女性、江戸の役者か

2011-05-19 00:01:00 | 龍馬ニュース
 坂本龍馬らを同志に土佐勤王党の首領として活躍した武市半平太(武市瑞山)のものとみられる掛け軸2点が高知市で見つかり、命日の11日、同市内の瑞山記念館で初公開された。うち1点は美人画で、半平太は愛妻家として有名で結婚後、美人画は描かなくなったとされていたが、今回の発見で結婚後も描いていた可能性が指摘されている。公開は13日まで。

 見つかった掛け軸は、美人画(高さ約165センチ、幅約60センチ)と、子供がお手玉で遊ぶ様子を描いた「童女遊戯図」(高さ約115センチ、幅約30センチ)。

 2点は武市家と交流のあった高知市内の旧家に所蔵されており、明治維新関係の多数の著書で知られる松岡司・高知県佐川町立青山文庫名誉館長の鑑定で、筆づかいなどから半平太の作と分かった。

 このうち美人画は、烏帽子(えぼし)をかぶった女性が舞っているような姿が描かれている。ていねいな筆づかいが特徴で、保存状態が良く、朱や緑の色も鮮やか。

 半平太の美人画は数点現存しているが、いずれも名前や判は押されておらず、愛妻家としても知られていたため、描いたのは20歳の結婚前までというのが通説だった。

 しかし、松岡名誉館長は、服装などからみて描かれたのは土佐の女性とは考え難いと推察。文献に半平太が安政3(1856)年に江戸で芝居を楽しんだとの記述が残っており、その際の女役者だった可能性があるとした。

 また、童女遊戯図には、半平太が絵などに用いていた「瑞山」という墨書があり、その下に判が押してあった。

5/12 産業経済新聞


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