いつの頃からから、我が家の冬の風物詩になった野鳥の訪問があります。
頭からつばさ尾が緑で、のどから胸にかけて黄色、ハラが白く目の周りに白い輪があり、スズメより小さくて、全体に緑色をしたメジロです。
シャラやハナミズキの枝にみかんを置くと、啄ばみにやって来ます。
朝、窓から近いシャラの枝に来るメジロの姿を探すのが日課です。
みかんを食べつくし、皮だけが残っているときなど、催促しているのかさかんにチィ・チィ・チィと鳴き、枝から枝を移動しているそんな姿も。
ときおり、ヒヨドリに追い払われ、常緑樹の中に逃げ込みます。
ヒヨドリが去るのを待って、みかんの場所に戻り、周囲の様子をうかがいながらまた啄ばみ始めます。
落ち着いて啄ばむことができないのは気の毒だが、これも自然の慣わしとすれば、メジロはそんな緊張感を楽しみながら、木々を動き廻っているのかとも想像できます。
窓がペアガラスだと、部屋の灯りを消していればこちらが見えないらしく、手の届くほどの近い距離の可愛いメジロの姿をガラス越しに眺めています。