あづま路の道の果てよりも、なお奥の地で育った娘、孝標女(たかすえドーター)の「更級日記」より
まどろまじ 今宵ならでは いつか見む くろとの浜の 秋の夜の月
まどろまじ こよいならでは いつかみん くろとのはまの あきのよのつき
十七日(1020年9月)の朝に、いかた(千葉県北部)を出発。その夜は「くろとの浜」というところに泊まった。明るい月に照らされて、遥か彼方まで続く白い砂丘。松原を吹きわたってくる風に、しみじみ心打たれもする。歌を詠む人たちに交じって、私も一首。
まどろまじ 今宵ならでは いつか見む くろとの浜の秋の夜の月(玉葉集)
I will not slumber if I miss seeing tonight, when can I see it ?
The moon of an autumn night above the beach of Kuroto.
slumberスランバまどろむ beachビーチ砂浜 aboveアバヴ上に
I will not slumber 眠らないことにするわ
If I miss seeing tonight 今夜見逃したなら
When can I see it? いつ見ることが出来るというの
The moon of an autumn night 秋の夜の月を
Above the beach of Kuroto くろとの浜に出ている
ここ妙高山麓の雪は、1月中旬からは落ち着いていましたが、
下旬に入って週末は大雪警報です。
灯油代が70円/Lの時代に設置した屋根融雪装置も、灯油代が
倍ちかくになった今では、稼働を控えています。
雪おろし人足代は2,500円/hour。これでは一家の大黒柱の私が
老骨に鞭うって屋根に上がらざるをえません。
ご訪問ありがとうございました(ゆ~)