ある花の本に、夕顔の別名を黄昏草(たそがれぐさ)
夜顔は夜会草とか夜開草(やかいそう)、ムーンフラワーなどと解説している。
夕顔と言えば瓜科のカンピョウになる種だが、私が30年来楽しんでいる夕顔と言っているのはヒルガオ科の夜顔、なので夜開草でムーンフラワーです。
ややこしいが、あえて夜顔を夕顔と言っていますのでご容赦を。
夕顔(夜顔)が咲き始めてから1ヶ月になる。
休みなく毎日咲き続けています。
ときには16輪も咲くことも。
猛暑続きでも、夕方になれば優しい香りと純白の爽やかさに包まれて癒されます。
昨夕ですが、
三脚にカメラをセットし、固い蕾が解けてから満開まで10分置きに撮影してみた。
帳が降り始めた6時頃に蕾をほころばせ、身繕いを始める。
ほぐれてからの変化はスローで、全開まで約1時間30分あまり。
蕾が緩み始めたのは、まだ明るさが残っていたが、全開する頃は、すでに真っ暗。
蕾が緩みだす
蕾がほどけた
このころから芳香が漂いはじめる。
1時間半かけてゆっくりと全開
私以外は誰にも見られず、このまま一夜だけの生命で終わります。
なんともはかないが、日中の喧騒や塵などを一切まとわず、純白の清いまま夜明けとともに終わるのも潔い。
見てあげられるのは私だけだから、完全に開いた頃をころを見計らって、ありがとうとと呼びかけている。