まだまだの猛暑続きで、昨日今日と家籠もりでした。
朝からラジオからの音楽とお喋りを聞きながら過ごしています。
今までに何度かラジオの話題を取り上げていますが、私はラジオ大好き人間なんです。
ラジオの楽しさ、音楽の楽しさを教えてくれたのはラジオからでした。
TVは朝7時、正午、夕方7時のニュース程度で、見たいものは録画するから、あまりTVは見ていません。
ラジオを聴く時間が多い。そんな70数年、どんなラジオ放送を聞いてきたのか辿って見ることに。
ラジオを聞き始めた頃は、TV放送が始まったばかりで一般家庭にはまだまだ普及はしていない時代でした。
家庭の娯楽といえば、唯一ラジオを聞くことでした。
1950年代の小学生の頃、母親がラジオの前に座り「君の名は」を聞いていた姿が印象深く記憶に残っています。
それもよく涙を流しながら聞いていました。
当時、「君の名は」の人気はすごいもので、放送時間になると、銭湯とか街に人影がなくなると言われたほどでした。
まだテレビなど無い時代、ラジオの子供番組は夕方に始まった。
外で遊んでいても、放送が始まる時間には家に戻り、兄弟がラジオの前に座って始まるのを待った。
その放送が
新諸国物語「笛吹童子」とか「紅孔雀」でした。
後に映画化されていたが観てはいませんでした。
♪“しゃらーりしゃらりーこ~“
“しゃりーこしゃらりーこ“
“誰が吹くのか不思議な笛だ”
“・・・・・・・・・・・・”♪
「笛吹童子」主題歌
この歌が流れてくると心躍らせたものでした。
真剣に耳を傾けた。
TVみたいに映像がないので、自分なりの想像力をかきたてて、リアル感や緊迫感が無限に広がって、夢中になった。
自分の頭のなかに思い描く力は、あの頃の子供は豊かだったと思う。
私のラジオ好きは新諸国物語「笛吹童子」から始まった。
いずれはまたこの続きを。