神津善行・ジャズの企画第2弾リクエストコンサートを聴いてきました。
戦後の若者を熱狂させた天才バンド「リズムエース」「ビッグ・フォー」の演奏曲を中心に、神津イチオシのメンバーが登場したコンサートでした。
会場は、つくばノバホール。
本格的なモダンジャズは、ほとんど聴いてなかったが、デキシーランドジャズやスイングジャズ系はよく聴いていた。
今日の演奏曲は、第1弾の戦後ジャズに引き続き、20歳代にスイングジャズを聴いていたその頃の懐かしい曲ばかりのオンパレードでした。
いつもながら、神津さんの解説と演奏を楽しませてもらいました。
神津善行氏はご存知のとおり中村メイコさんの夫です。
今年91歳を迎えたが、変わらぬ矍鑠とした喋りに年齢を感じさせません。
神津善行氏は、(公財)つくば文化振興財団主催の「つくば音楽講座」2015年から2018年の4年間努め、年6回のコンサート講座を企画し、ノバホールを中心に開催しました。
全ての音楽のジャンルを取り上げ、毎回取り上げた曲の一曲一曲を、神津氏自ら分かりやすく解説し、一流のソリストの演奏を聴かせてくれる講座でした。
当然講座は好評でいつも満席でした。
講座は2018年で終了したが、それまでに受講した方々の要望で、2019年に、つくば文化振興財団が主催し「戦後ジャズ企画第1弾」を開催した。
2020年に続編の第2弾を企画したが、コロナ禍で中止せざるを得ませんでした。
コロナがやっと落ち着きを見せ、今日「戦後ジャズ企画第2弾」が開催されたわけです。
スウィング・ジャズ・スタイルの第一人者であるジャズピアニストの秋満義孝氏の特別出演があり、映画「カサブランカ」で知られる「時の過ぎ行くままに」をピアノソロ演奏を披露した。
今年93歳だと聞き、その味のある演奏に場内が沸いた。
この映像は、故鈴木正治氏の甥で、今日のリーダー鈴木直樹氏の鈴懸の径です。
以前は、中村メイコさんも出演することが度々でしたが、最近は足腰が弱ってきたそうで、お目にかかることも無くなった。
コンサートとは関係ないが、3年前に発売した神津善行・中村メイコご夫妻の単行本「87歳と85歳の夫婦 甘やかさない、ボケさせない」をちょっと。
この本は、ご夫婦の老後を円満に過ごすコツが書いてあります。
私は、妻が先に逝ってしまったので独り身だから、今更でもあったのですが、読んでみて理想的な夫婦像と自分や妻がいかに死を迎えるかなど、神津ご夫妻の考えに共感すると同時に参考になると思えた本なので紹介してみました。