NHK-FM放送「鍵盤のつばさ」はプロコフィエフの特集でした。
鍵盤のつばさは、ピアニストであり作曲家の加藤昌則が、クラシック音楽のピアノ曲を様々な切り口で紹介している番組で、毎回楽しみに聴いています。
毎週土曜の夕方放送なので生放送ではなく、らじるらじるで9月30日放送の聞き逃し放送を。
今回は、プロコフィエフのピアノ協奏曲第1番から5番までの解説でした。
放送を聴いていて思い出したのが、直木賞と本屋大賞をダブル受賞した恩田陸の小説「蜜蜂と雷鳴」。
この小説を読んだり原作を映画化したのを観ている方もいるでしょう。
あらすじは、ピアノ国際コンクールに賭ける4人の若者たちを描いたものです。
映画は2019年の作品です。
映画『蜜蜂と遠雷』
映画の中での本選に、プロコフィエフのピアノ協奏曲第2番と第3番が登場します。
最大のライバルがプロコフィエフのピアノ協奏曲第2番を。
主役の女性が選んだのがプロコフィエフの第3番でした。
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番Op. 26
映画のクライマックスは3番の終楽章でした。
演奏が終わったあと、しばしの沈黙があり。
そのあとオケも聴衆も万雷の拍手が鳴り止まず。
映画は、このシーンで終わります。
印象に残るラストシーンでした。
順位は本編の最後にコンクール結果がクレジットされています。
1位:マサル・カルロス・レヴィ・アナトール(聴衆賞も)
2位:栄伝亜夜
3位:風間塵
奨励賞:高島明石
生音を聴きたくなりコンサートへ出かけたほど。
そんなことを思い出したNHK-FM「鍵盤のつばさ」でした。
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番Op. 26を上記はめ込みのYouTubeでじっくり聴かせてもらいました。