連休後に予定していた映画『銀河鉄道の父』を観てきました。
この作品は、直木賞受賞した門井 慶喜の『銀河鉄道の父』を映画化した親子愛の物語です。
これまで観てきた映画やドラマ、ドキュメンタリー等は、宮沢賢治の半生を描いた作品がほとんどだが、この映画は賢治の父親政次郎にスポットを当てた作品です。
「家業は継がない」「学校を辞めたい」「人造宝石を始めたい」「日蓮宗への傾倒」など突拍子もないことを言い出したり、奇天烈な言動を繰り返したりする賢治に振り回されながらも、宮沢賢治と彼の作品の数々をこの世に送り出した父親の家族愛の話です。
妹のトシと賢治の2人の子どもが、親である父政次郎よりも先に死んでしまう。
そんなシーンは分かっていても泣けますね。
劇中に、「アメニモマケズ」や「永訣の朝」、「月夜のでんしんばしら」、「風の又三郎」などが登場します。
星めぐりの歌を合唱したり、ドボルザークの交響曲9番新世界の4楽章が蓄音機から流れたりします
映画『銀河鉄道の父』予告【2023年5月5日(金・祝)全国公開】
私の家族は、子供も妻も宮沢賢治のファンで、その影響で私も好きになり、書棚に何冊かある作品を今でも時々読み返したりします。
妻と賢治の足跡を訪ねたことも2度ありました。
2018年には、3日間かけて岩手県内の宮沢賢治巡り一人旅をしたことも。
今年は賢治没後90年です。