先日、ゲオレンタルビデオ店で、『ニュー・シネマ・パラダイス』完全版の中古DVDを入手。
完全版の中古DVDは、なかなか出まわらないし、しかもAmazonの中古より安く手に入りラッキーでした。
この映画は、監督のジュゼッペ・トルナトーレは、大の映画好きだった監督自身が故郷の映画技師に聞いた話が元になっているそうです。
いわば、この映画は監督の自伝的なものにもなっているのでしょう。
午後から一人鑑賞会を。
『ニュー・シネマ・パラダイス』には、世界各国の劇場で公開されたバージョンの「インターナショナル版」(124分)と、それより50分ほど長いDVD完全版(174分)があります。
NHKが放送したのは「インターナショナル版」ですね。
ご覧になった方も多いでしょう。
ネタバレにならない程度で、完全版をほんのチョッと紹介を。
完全版では主人公のサルバトーレ(トト)の恋のてん末が描かれています。
サルバトーレは、青年期にエレナという美しい女性と出会い、ひと目ぼれし、彼女に猛アタックします。
しかし訳け合って結ばれることはありませんでした。
そのところが完全版で解明できます。
インターナショナル版では、サルバトーレと家族のやりとりは殆ど描かれませんが、子供時代に厳しかった母には、冷たい印象を抱いていました。
完全版では母の秘められた優しさが描かれています。
完全版を観ると、インターナショナル版を観た記憶からは、この映画の印象が大きく変わります。
エンニオ・モリオーネのノスタルジックなテーマ曲はこよなく愛され、クラシックコンサートで演奏されることもあります。
映画「ニュー・シネマ・パラダイス完全オリジナル版」
主催している名画鑑賞会で、いずれは取り上げたい作品です。