午前中は晴れだが、午後は曇で夕方から雨と出たが、この日しかチャンスは無いと思った。この日はエイプリルフールの4月1日だが、年号発表とか、天気の読みが当たったとか、万葉集に縁があったとか、不思議な事がたくさんあった。
真間川の桜は予想に反して満開ではなかった。一部、見頃の木はあったが、概して五分咲きくらいであった。川沿いを歩きながら、「これでは真間山の伏姫桜はダメだろう」と呟いていたが、これまた予想に反して、こちらは満開であった。こんなことってあるんだ。
本日は京成鬼越駅から真間山まで歩き、午後の天気が心配なので、里見公園方面はカットした。伏姫桜をゆっくり満喫し、それから山門から南方に聳えるJR市川駅前のtwin tower目掛けて歩くことにした。地元では「大門通り」と呼ぶが、左右の建物の壁には万葉の名歌が掲げられているので、万葉通り と言ってもいい。
それらの和歌を口にしたり鑑賞しながら、市川駅に着いたら号外が出ていた。受け取って見ると、令和は万葉集から採用したとの記事だ。
余計なことだが、これらに関与したという宮崎緑さんは千葉商科大の教授だそうで、
我々は、まさに、その大学の前で花見をしていたのだから、本日は、何から何まで不
思議な縁に恵まれた。
↓ 以下、真間川の桜
ちょうど、京成電車が走ってきた。
この先のベンチで小休止。左手が真間川。お菓子を食べて喉も潤した。
この辺りから下の場所まで、桜の樹木が無い平凡な道だ。
この右側に真間小学校がある。
手児奈霊堂門前にある、高橋虫麻呂の長歌と反歌。それに継ぐ山部赤人の歌。
万葉歌人たちから見ても真間の手児奈の伝説は、遠い遠い昔の話。
手児奈霊堂の池だが、真間の入江の跡だという。
手児奈霊堂のすぐ近くにある「真間の継橋」跡。ここまで海だったとのことだ。
万葉集 巻14-3387--『足(あ)の音(ね)せず 行かむ駒もが 葛飾の 真間の継橋
やまず通はむ』。上部左上は広重が描いたもの。
かえで?の葉先を写した。これは花なのか?
↓ 以下、真間山で撮影
伏姫桜は見頃であった。
右隣も桜も見事
境内南の見晴台から
山門背後のシャガの花