OLDIES FORTY FOUR のギター3人は中学時代からの仲間で、バンド結成は早いが、44歳の時に再結成したという。ドラムスの首藤文嘉さんは、かっこいいお兄さんで、キーボードの武藤明香さんはリーダーの娘さんだそうだ。ということは、50代のオールドボーイ3人と若者2人のメンバーになる。
会場は地元の公民館である。入場無料で、出演者の負担で缶入り飲み物さえ頂いた。なんだが申し訳ない。聞くと、こういう世界は、お金を稼ぐよりも、持ち出しのほうが多いということだ。余程情熱がないと続かないであろう。
バンドは電気の力を借りて、大音響が狭い会場を震わす。こんだけのボリュームだと。もっと効果の良い大会場でやらせてやりたい。自分たち一部だけで楽しんでよいものかと、圧倒的なエレキの音を被せられて、凄い世界だなと思った。
ダイヤモンドヘッドやパイプラインなどのデンデケデンは勿論堪能したが、エレキによるデルシャノンの「悲しき街角」も新鮮であったし、ベンチャーズサウンドの「ホワイトクリスマス」も一味違って、なかなか良かった。ここに音を再生できないのが残念だ。アンコールの「キャラバン」は圧巻だったし、ドラムスのお兄さんは大奮闘で、役者のようにバチ捌きが決まっていたぜ。