元高校教師のブログ[since2007/06/27]

地元仲間とのウォーキング、ハイキング、サイクリング、旅行の写真入報告。エッセイや意見も。

海沢探勝路から大岳山へ

2007-09-16 17:22:54 | ハイキング

日時:9月15日(土)--晴れ
集合: 5:15分。東武鎌ヶ谷駅
参加者:男女8名

電車:(往) 鎌ヶ谷(5:22)---(5:32)[キ]船橋(5:50)---[快速]---(6:14)東京(6:30)---[特      快]--- (7:04)国分寺(7:07)-----(7:50)青梅(7:52)-----(8:25)白丸 
運賃:鎌ヶ谷---(190×2円)---船橋---(ホリデー切符2,300円)---御岳----(ケーブル代570円) ----(バス代270円)
交通費:3,520円

徒歩時間:約7時間(昼食・休憩時間を除く)
コースタイム】---記録者Nさん
JR白丸駅(8:35)…海沢大橋(8:50)…(9:10)アメリカキャンプ場駐車場[準備体操・身支度等](9:25) …(10:15)海沢園地(10:25)…(10:50)三釜の滝(11:00)…(11:20)ネジレの滝入口 …(11:45)大滝(11:55)…(12:00)大滝入口[昼食](12:45)…(13:30)沢出合 大岳山へ1.4キロの標識 …(14:25)枝尾根稜線(14:30)…(14:50)主尾根鋸山への分岐(15:00)…(15:05)大岳山山頂(15:25) …(15:45)大岳山荘(15:55)…芥場峠(16:30)…(16:45)岩石園入口東屋(16:50) …(17:35)御岳山ケーブル駅(17:50)…バス(18:06)…JR御岳駅(18:23)⇒都心へ(帰宅は21:30)

このコースについて
 時間的にも(老体には)体力的にもきついコースだ。御岳山ケーブルは最終は18:30だが、ケーブル下のバスの最終は18:06分。18:00以降のケーブルだと、下でタクシーを使わなければならない。
 このコースを電車で行くとしたら、白丸駅に朝7時までに着かないと、大岳山で昼食タイムにならない。奥多摩駅からタクシーを使い、海沢園地まで行くのがベストかもしれない。ただ、昨日は梅沢爆流帯のかなり手前で、林道は進入禁止。台風の関係で林道の舗装もデコボコに異常をきたし、当分は車両の通行は不可で、アメリカキャンプ場の少し先までか。
 大滝の上の標識に「悪路」注意とあるが、コースは思ったほど困難ではない。要所要所に立派な標識を用意してくれ、小沢を渡るときは、向かい側に目をやれば、踏み跡が見つかるし、道を失いそうな所では、注意を払えば、赤い切れ端や紐が援けてくれる。沢水が無くなる最後の詰めでも、道は迷うことなく稜線へと導いてくれる。
 当初は、沢登りのときの、稜線への最後の登りを覚悟していたが、ヤブ漕ぎもガレ場も、匍匐前進を強いられる笹のトンネル=けもの道もなく、あっけなく稜線へ出られた。ただ、この最後の登りで、老体には厳しく、足が上がらなくなってくる。私の場合は、ネジレノ滝への偵察で体力を消耗し、稜線直下でトップを若手に替わってもらった次第。
 なお、大滝の所で時間が来てしまったので、そこで昼食にした。台風の影響で、丸太の簡易橋が一部壊れていて、大石を流れに入れたりして、修復に時間をとってしまったのも遅れの一因。だが、大滝までは暑くなく、絶えず沢音を耳にしながらの快適な登りを満喫できる。

コース案内など
 始める前に往きの電車であるが、国分寺駅も青梅駅も同じホームなので、間隔が3分でも2分でも乗り換えは心配ない。
 無人の白丸駅のホームはやや小高くなっている。(進行方向)左手の下を見下ろすと車が走っている。その道路が国道411号。411号を奥多摩方面へ20分くらい歩くと大海沢橋に出る。そこを渡り、アメリカキャンプ村の標識に導かれて行けばよい。キャンプ村の駐車場で準備体操や身支度をする。この梅(ウナ)沢沿いの道を進み、トンネルを抜けると、右手から天地沢が注いでくる。林道は台風のせいか、小石が散乱して荒れている。しばらく進むと交通止めで車は進めない。右側下方に海沢があるが、樹木に覆われて沢の状態はよく分からない。そのうち、滝のような水音が響いてきて、よく見ると小さな滝の連続だ。いわゆる爆流帯になったようだ。滝音が轟くので、時々足を止めて下を伺う。やがて黒部の十字峡と言えばオーバーだが、そんな雰囲気の場所にくる。右手の奥の岸壁から垂直に近い滝が本流に落ちていた。これが井戸沢の天狗の滝か。

 
天狗の滝出会、左から本流(M)    天狗の滝

林道は一応舗装だが、そのうち表皮の下の土が流されたのか、道路は地震にあったようにボコボコ状態になってきた。

 
 破壊された林道(M)                 三つ釜の上部                                         

爆流帯を過ぎると前方に簡易トイレが並ぶ場所が見えてきた。林道はここから左に大きくカーブしている。
 ここの広場が梅沢園地。入り口に「通行止め」と書いてある。先ほど2人の女性と行き違ったが、どうやらここから引き返してきたようだ。沢に進むと台風の影響か、流れに架けられた丸太が壊れている。やむを得ず皆で大石を流れに投げ込み、丸太を固定した。無事全員で流れを渡ると、前方に朽ちかけた木橋が見えたので、うっかりそれを渡ってしまった。だが、その手前に「三つ釜ノ滝」を案内する標識があった。つまり本流の右岸を辿って10分もしないうちに鉄階段が現れた。ここに三つ釜ノ滝があった。一度正面から眺める。立派でユニーク。階段を登った先の上に滝が続いている。立派な釜がそれぞれあるのだが、釜が三つなのか、四つなのか、よく分からない。いずれにせよ、美しく豪快な滝の連続で、しばらく見惚れる。

   
  三つ釜の正面から        三つ釜の下部(M)


 ここの先に下る鉄階段があり、その先に「ネジレの滝」がありそうだ。沢沿いを少し進んで、奥を見渡したが、その雰囲気は無い。

時間をロスしそうなので、「大滝」の標識に従い、高巻き状態の道を本流から離れて登っていく。カットしてしまったかな、と思いつつ樹木の道を20分くらい歩いた所に標識があった。ネジレの滝への下降点だ。どのくらい下なのか、見当もつかない。「見てくる」と言って急下降の道を下った。降り立った場所に標識があり、右手に行くとすぐ沢だ。だが、戸羽口の岩が滑りやすい。少し「へつり」になっている。一人でも足を滑らしたらまずいので、細引きを出して待っていたが、皆は一向に降りて来ない。しばらく待ったが、上に戻ることにした。そこの標識の所に皆の姿があった。
 ネジレの滝をカットして、沢から離れて山の道を進むと立派な標識に出た。大滝への下降点だ。ここも急で、下っていくと滝の音がしてきた。目の前に現れたのは見事な滝。近づくと水しぶきがかかり、肌寒くなる。見事な雄姿と言ってよい。奥多摩を代表する滝だ。

時計を見ると、もう正午近いので、滝の上部で昼食にした。

 ここから稜線への道は【このコースについて】を参照してもらいたい。

 

 
沢筋(M)                               沢筋(M)


 稜線から大岳山までは、さらに30分は歩かねばならない。稜線までは大滝で一人しか出会わなかったが、大岳山には結構登山者がいた。

  
  大岳山(M)

大岳山荘の裏手にはトイレがあり、その前が見晴台で馬頭刈尾根の先に奥多摩や丹沢の山々が連なっていて、良い眺めだ。

 


 山荘の主人に御岳山ケーブルの最終時間を尋ねたら、6時半とのことで、ほっとした。見晴台で少し休養してから、御岳山へ向かったが、かなりの距離で時間もどんどん過ぎて行く。


 御岳山への道(M)

疲れた足でケーブル駅に辿り着いたが、下の御岳駅へのバスが最終と知って驚いたが、ラッキーと言うしかない。

掲載写真提供者:M→マキタンさん、無印→Uさん

 

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