学生時代の北ア「燕岳から表銀座」・「(ブナ立尾根から)裏銀座」から68歳の奥穂高まで、各地の山を登った。それで、読売新聞の記事を興味深く読んだ。
勿論、登った時の年齢によって難易度は異なるであろう。それを踏まえた上での感想だ。
茶臼岳--起点が山頂駅になっているが、これでは物足りない。山麓駅から歩いても
A1の範囲でしょう。注意として、風の強い日の稜線上は凄味があるので、朝日
岳方面へは行かないほうがいい。
妙義山石門めぐり--起点は中之岳となっているが、C1以上ではないか?
男体山--(未経験だが)独立峰なので体力勝負となりそう。危険個所は、そんなに
無いのではないか。
谷川岳・西黒尾根--(下からと上からしか見ていないが)日本三大急登の一つ。体力に
自信の無い人は止めた方がいい。下りに利用する場合は登りより危険度が増す。
天狗岳--C4とあるが、そんなものだろう。ただ、ここだけ登るのは勿体ない。
八ヶ岳縦走に使いたい。学生時代の秋に仲間と昔のテントを背負って試みた。
中山峠→天狗岳→硫黄岳→横岳→赤岳→権現岳→編笠山→小淵沢駅。
これだと、体力・脚力・バランス感覚が要求される。鎖場・ガレ場あり。
D4なのかなぁ?
戸隠山--昔計画したが、「蟻の戸渡り」など危険個所があり、滑落の恐れがあるの
で止めた。バランス・平衡感覚に自信のない人は止めたほうがいい。体力面を
除いて、赤岳よりグレードが高いのでは?
赤岳--上記縦走の他に、「美濃戸口→行者小屋→赤岳→県界尾根」を歩いた
ことがある。それだと、戸隠山との比較で、D2位かな。
甲斐駒ヶ岳--昔生徒と一緒に登ったことがある。雷鳴が轟きだしたので、頂上直下
で撤退し、山頂へは行ってない。記憶が曖昧だが、日本三大急登の黒戸尾根を
避けて、泉水尾根を利用したと思う。その時の記憶だと、脚力は勿論、かなり
体力勝負になる。次に述べる、ザイテングラート以上かも。
(穂高連峰のうち)涸沢→ザイテングラート→奥穂高岳→前穂高岳→岳沢→河童橋
新聞紙面、左上に「穂高連峰E6~E10」が載っている。それと比べると、上の
コースは「E1~E2」レベルか。岩場でのバランス感覚・20m以上の下りの鎖場
が幾つか・急斜面のガレ場等々の連続だが---。
「穂高連峰E6~E10」コースの幾つかは、昔、計画したことがあるが、断念し
た。いろいろ調べた結果、一般登山コースではない ことが分かった。ザイルワ
ークのできる人が対象だ。
例えば「E6西穂高岳~奥穂高岳」というのがある。このコースの途中には、あの
ジャンダルムがある。奥穂高山荘で、そこを通過してきた人から話を聴いた。
聴いているこっちが、ぞっとして背中が凍る思いであった。
奥穂直前の縦走路から、右手前方にジャンダルムの雄姿が現れたときは、一瞬、
足が止まった。憧れのジャンダルム大岸壁が、そこにある。幸せのひと時であっ
た。