元高校教師のブログ[since2007/06/27]

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《やったぜ、エドコー ! TVで顔を大写しされちゃったーー生徒が高校生クイズチャンピオンに!》

2021-06-04 14:21:56 | 学校
 インタビューなどで私がテレビ画面に映し出されたのは3回あるが、その三回目のはなし。今から三十数年以上前のこと。
 私が母校、都立江戸川高校の教師をやっていたころ、3人一組の私の生徒たちが、この高校生クイズ大会[第3回1984-12-31)で、なんと全国制覇してしまったのだ。
 当時はこの番組が始まった初期のころで、年に1回、最後の大詰めは大晦日の紅白歌合戦に、生放送でぶつけていたのだ。
 その日、私はビールを飲みながら、紅白歌合戦をテレビで見ていた。そんな所へ1本の電話が飛び込んできた。すぐ学校に来いというものだった。「もしかしたら、生徒がチャンピオンになるかもしれない。いま、学校で放送中だ」というのだった。せっかくほろ酔い気分で温まっているのに、震えながら夜道を急いで電車に乗った。着いてみると正門周辺は黒山の人だかり。中には暴走族のお兄いちゃんも、エンジンをふかしてやってくる。なんのことはない。
私は野次馬整理に狩り出されたわけだ。キャンパスにはテレビ局の車や、アンテナやら、いろいろな資材があふれている。メイン会場は別なのだが、中継で学校も会場になった。
 会議室あたりで応援しているらしい。そして、大型テレビを見て一喜一憂している応援席の模様を局のスタッフが、実況放送しているらしい。
何しろ私はそこへは行けづ、野次馬相手に「入れろ、入れない」の押し問答。当局側の警備隊長みたいなものだった。
 そこへ一人の生徒が、校舎内から駆け降りてきたのであろう。息せき切って私に告げた。
「先生、間に合わなくなりますよ。優勝するかもしれません。」多分プロデューサーにでも言われて呼びに来たのであろう。彼と一緒に階段を駆け上がって会場に入ると、画面のすぐ前の特等席に座らされた。確か3チームで最後を争っていたと記憶している。みんなと、はらはら、どきどき応援したが、とうとう我がチームが頂点に立ってしまったのだ。見事、全国制覇の偉業!
 その瞬間、アナウンサーがいきなり私の鼻先にマイクを突きつけた。「恩師として一言、どうぞ!」私は面食らって、「やったぜ、エドコー!」と叫んで、こぶしを突き上げてしまったワイ」---アップで放映されているとも知らずに。
 生放送だから、反応は速い。元、(千葉県立)長生高校の同僚から、すぐ電話があり、祝ってもらった。
 3学期のはじめに、廊下で私とすれ違うと、「やったぜ、エドコー!」とモーション付きで生徒が真似をするので弱ったです、ハイ。
 
※この記事は2007-10-22に発表したものだが、いつの間にかブログ欄から消
 えていた。そのため、今回復刻した。

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