数少ない自然が残っていた谷津で、今頃はその湿地帯に春の野草などが顔を出している頃だ。この自然にブルドーザーが入ったことは知っていた。その後どうなっているのか気になり、自転車を走らせてみた。工事はもう終わっているのかと、多少は期待していたが、自体は更に悪化していた。その地域全体が、もっと大規模な「開発」に入り、どう近づいても警備の人が立っていて、谷津田には行けない。いわゆる民間デベロッパーというやつだ。developer ではなく、destroyer ではないか。
八千代西高校の先①から始まり、石井食品工場裏手の③まで続く小道だ。行って見ると頑丈な柵が施されていて、進入禁止になっていた。
引き返す途中で、下の写真にある「辻切り」に出遭った。このような古き良き民俗風習も、開発とともに、どんどん姿を消していく。自然だけでなく、人々の素朴な心まで破壊していく世の中だ。