元高校教師のブログ[since2007/06/27]

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2012年の紅葉、[その1]奥日光(後編)--湯の湖畔にて

2012-10-17 07:11:07 | ハイキング

日時:2012-10-15
*早起きして朝風呂に入り、その後、朝食まで山荘前の湖畔を散策した。
やがて、陽が射してくると紅葉が見事であった。

以下25枚、未整理のまま掲載しました。 


湯の湖の湖畔で


ススキの向こう側が湖面です


大学時代のハイキング部夏合宿で登った温泉岳を望む

 

[バス・湯けむり号] 山荘(10:00)--竜頭の滝前@---(11:15)麺亭・表参道[昼食]
     *(12:35)→松戸へ 
   @竜頭の滝周辺の(滝上のPも含めて)Pは満杯。車は路上に溢れていて、土日も
     平日も関係ないみたいだった。

*[昼食後の散策] ---東照宮周囲
   麺亭(11:35)→(11:55)大猷院[家光墓所](12:00)→東照宮(12:15)→
   (12:25)麺亭

 ●大猷院(たいゆういん)---家光の墓所がここにあることへの疑念
   多くの人は疑念さえ持たない。家光は三代将軍ということになっている。秀忠を飛び
  越して家康に次ぐ地位にあるのであろうか?このことに関して、多くの作家や研究者が
  書いている。その中で、一番分かり易く説得性があるのは
   浦井正明著、『もうひとつの徳川物語』--将軍家霊廟の謎(誠文堂新光社)
  であろう。著者は上野寛永寺の執事長だが、本の中のポイントを以下に挙げる。
   ①家光は秀忠の建てた東照宮を立て替えてしまった。
   ②家光と春日の局の異常な関係
   ③家光のお守り袋--「二世しょうくん」「二世こんけん」の紙切れ

    さらに、家光が、秀忠とお江の子とするには、辻褄が合わない数々のエピソード。
  要するに家光は「両親、特に母親(お江)」を憎んでいたのだ。そして、本当の母親から
  (秀忠を飛び越し)「二世しょうくん」と知らされていた。
    春日の局が駿河にいる家康の元へ直訴に出かけ、並み居る幕閣の前で、わが子
  ・竹千代を三代将軍に認めさせた話は有名だ。

       秀忠は家康から「竹千代をお前の子として預かってくれないか、そして成人したら
   将軍の座を竹千代に譲れ」と言われ、(お江はともかく)秀忠は家康の命を約束通り
   守ったのだ。このことは、春日局も知らされていたはずだ。だから、竹千代自殺未遂
   をきっかけに、彼女は家康の元に談判しに行った。

    二代将軍秀忠が未だ男盛りの年齢で、突然、若い家光に将軍職を譲った謎は、
   神君・権現様である家康の絶対命令であったからだ。
  
    身分のいやしい乳母が「出女に入り鉄砲」の時代に、箱根の関所を越えて大御所
  家康に接見など、できるはずがない。
   ずばり言うと、家光は、家康と春日の局の子。本人も「自分は(家康の次の)二世しょう
  くん、二世こんけん」と自覚していた。だから、家光は遺言で家康の傍らに葬らせた。
  それが、大猷院である。
   
    もし、秀忠の子なら、墓は増上寺でなければならないし、増上寺にあった(母親でない)
    お江の墓を「目障りじゃ、壊してしまえ」と命じるはずがない。幼少時に苛められた恨み
  があるのだ。ついでに言うと、将軍になると、国千代(後の忠長)を毒殺しているし、春日
  局は将軍の母親として、絶大な権力を握り、大奥の支配はもとより、政治にも口を出し、
  幕閣を顎で使う始末。 


大猷院


二荒山神社鳥居。  ふだらく→ふたら(→二荒→日光)


東照宮表門


東照宮五重塔

輪王寺三仏堂


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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こんばんは (マリウス)
2012-10-17 23:51:56
小岩高校同窓会でいつもお世話になっております。

奇遇ですが私も14日に日光に行って大猷院と東照宮を見てきました。奥日光には行きませんでしたが。

ところで、

>要するに秀忠は「両親」を憎んでいた

のところは、「家光は「両親」を憎んでいた」ですよね。
返信する
その通りです (ryuukoh)
2012-10-18 09:25:54
ぼやっとしていて、間違いました。有難う、早速訂正しました。記事をきちんと読んでいてくれている証拠ですね、感謝です。
ところで、日光は天候に恵まれましたね。東照宮裏手の滝尾神社の方は行かれましたか?
返信する

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