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【孫崎享のつぶやき】2024/12/12 木曜日 07:05

2024-12-12 09:44:53 | 日記
孫崎享のつぶやき
トランプの対中戦略。ウォルッ全保障担当補佐官、ルビオ国務長官、グリアUSTR代表と対中強硬派をそろえたが、合わせラトニック商務長官、べッセント財務長官、パデュー駐中国大使は取引を志向する人物。2億7千弗献金のマスクのテスラの主要工場は上海。トランプは取引志向の人物。
 


A-1  US-China Business Council
チャイナ・ホークスとウォール街幹部がトランプ新内閣にスタッフにChina Hawks and Wall Street Executives to Staff Trump’s New Cabinet

重要なポイント

次期大統領は閣僚やその他の高官の任命をほぼ確定させた。
トランプ大統領の経済関連の任命は、政権が新たな関税に対して当初の予想よりも微妙なアプローチ(may take a more nuanced approach)をとる可能性があることを示唆している。
そうしたレトリックにもかかわらず、同氏は中国との交渉に前向きな姿勢を維持する可能性がある。

A-2 次期米政権、対中陣容整う 外交は強硬、経済で「取引」(日経)

トランプ次期米大統領が駐中国大使に元上院議員デービッド・パデュー氏を起用すると発表し、中国をにらんだ新政権の陣容がほぼ整った。外交・安全保障分野に対中強硬派をそろえる一方、経済では「取引」の余地を残す顔ぶれを意識した。不確実要因はイーロン・マスク氏の影響力だ。
 選挙中は中国に最大60%の追加関税をかけると公言していたが、11月25日に突如表明した対中追加関税は10%。
 トランプ流の取引外交は始まっている。

 トランプ次期政権の主な高官の中国に対する姿勢

 A:強硬派

        役職           主な経歴
 ウォルッ  国家安全保障担当補佐官   下院議員
 ルビオ   国務長官          上院議員
 グリア   米国通商代表部USTR代表  USTR
 B:取引に理解
 ラトニック  商務長官         実業家
 べッセント  財務長官         実業家
 パデュー   駐中国大使        上院議員


べッセント氏の起用で、「教条主義的な関税引き上げではない」とのメッセージを金融市場に伝えた。
政権全体として強硬色が強いものの、交渉の余地も残し。
重みを増すのがマスク氏。少なくとも2億7000万ドル(薬00億円)を献金し、トランプ氏に最も近い人物。マスク氏の率いるテスラの上海工場は同社の世界戦略の中核。
 トランプ次期米大統領が駐中国大使に元上院議員デービッド・パデュー氏を起用すると発表し、中国をにらんだ新政権の陣容がほぼ整った。外交・安全保障分野に対中強硬派をそろえる一方、経済では「取引」の余地を残す顔ぶれを意識した。不確実要因はイーロン・マスク氏の影響力だ。 

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