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評論【前川喜平氏の本物の教育哲学】

2024-12-24 00:04:34 | 評論
前川喜平先生は、勇気と信念の市民である
氏は文科省事務次官という文科省官僚のトップに位置した
もういまでは国民は忘れかけている「モリカケ」事件で定年前後に退職された
氏の『面従腹背』(毎日新聞出版2018年出版)の「はじめに」の言葉が痛切だ。

 私が後輩である現役公務員に伝えたいのは、組織の論理に従って職務を遂行するときにおいても、自分が尊厳のある個人であること、思想、良心の自由を持つ個人であることを決して忘れてはならないということだ。組織人である前に一個人であれ、ということだ。自由な精神を持つ、独立した人間であってほしいということだ。それは、組織人として行っている職務が、人間として正しいだと言えるかどうか、個人である自分が常に組織人である自分の姿を見つめているということでもある。  
*この一節は本の後ろ帯にそのまま引用されていて、原文には3行続きもある


前川氏は東京新聞に毎週連載を掲載している。今週12月22日は「NHK経営委の放送法違反」を執筆されている。以下の写真は本年2月4日の記事である。
映画「カムイのうた」は、北海道などに先住民族として豊かな暮らしと文化を築いていたアイヌ民族が、ヤマト民族の侵略と迫害によって苦難を背負ってきた史実をもとに映画化された作品である。
 私は石森延男の小説『コタンの口笛』を読み映画化された昭和32年東宝映画作品を幼い頃に見て感銘をうけた。
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