しるべない旅

幼い頃の思い出と日々の雑感気まぐれに綴っております。

バイクふれあい記40

2023-09-22 18:38:59 | 日記


キュルキュル…かなり長く鳴らして遊びました。整備がいいから、音が安定していました。そろそろ、エンジンを唸らせようと思いました。アクセルグリップの開け方を段階的に大きくしたり、戻したりして、エンジンとモーターの関わりを調べました。
キュトルキュトルキュトルキュトル
ローギアに相当する開け方の音初めがこれでした。やがて点火音が混じりました。
カチットトトト…
モーターと発電機の切り替え音がして、低トルクでも安定したエンジン音が持続していました。ボタンの挟み押しを続けながらホールドしました。再び手のひらをゆっくり緩めました。
トトトトトットットットッガクッカチッキュルキュルキュルキュルキュル…
モーター音が再び持続していました。面白くて、ボタンをホールドしながら、アクセルグリップの上げ下げを繰り返しました。エンジン音が勝ったり、モーター音が勝ったり、切り替え器がカチッカチッと鳴ったり、興味は尽きませんでした。

バイクふれあい記39

2023-09-22 18:20:00 | 日記

坂道に慣れ、車体バランスを取れるようになったのは、オプションになっていたニーグリップつまり、膝あて、ハンドルグリップのおかげです。車体を支える際、負担がかかるのはガソリンタンクを挟むように跨る内膝と前傾姿勢で握るハンドルです。膝当てとハンドルグリップにエンボスがあると、肌に痛いほど喰い込むから、滑りにくいわけです。ガソリンタンクは、金物だから、エンジンの熱が伝わりやすく、エンボスつきの防具が肌への熱伝導を抑えてくれます。お父さんのお母さんとお兄ちゃんへの思いやりが窺えます。
さて、音フェチの楽しみは、それこそ、エンジンの起動から始まっていました。ノーマルスピードでの坂道降下、そして、蓴菜池の北口に着く頃、エンジンがすっかり温まっていました。お母さんと音と光の感じを話しながらエンジンの音がどう変わるか調べ始めました。まず、ヘッドライトをロービームからハイビームに切り替え、明るさの変化を確かめました。右手のひらをアクセルグリップに当てていると、バネが熱で伸びていたから、アイドリングは変わらなかったです。右手のひらを、徐々に下げながら、セルボタンを挟み押ししていました。トットッガクッアイドリングが止まりました。カチッキュルキュルキュルキュル…モーターの空回りがエンジンの停止とともに始まり、ずっと続きました。ボタンを優しくホールドしていました。キラキラした軽い音が弾むようにピストンを上下させているのがわかりました。キュの音がしたら、キックペダルを引き出し、踏んでみました。足が取られるような柔らかい感触でした。キュギリッという音がして、地面近くまで踏み終わるとブーンという音がして、モーターが止まっていました。ゆっくり腿を上げました。ルキュルバーンと音がして、優しく跳ね上がりました。もう一度踏み降ろすとブーンという音がして、モーターが止まっていました。再びゆっくり腿を上げました。サイクルの一回りがわかり、キックを止め、モーターを回し続けました。キュルキュル…アクセルグリップを絞っているから燃料が出ていない音がわかりました。ライトはハイビームのままにしていたから、キュで暗くなり、ルで明るくなりを繰り返していました。キックペダルでシリンダーの動きを止めていると、止めているブーンの音の間明るくなりました。




バイクふれあい記38

2023-09-22 18:18:20 | 日記
何回目の成功だったかなぁ。転覆せず、難関制覇し、お兄ちゃんのお母さんに褒められました。これが大きな自信になりました。その後平坦地を、お母さんに添い歩きしてもらいながら、蓴菜池の北口に向かいました。
スピードに乗りながら、音と振動を楽しむのがクセになりました。ウォ〜、トト、ドド、ロロ、シュルシュル。連打で一組の音、セルモーターの絡み、キックペダルの軽い踏み心地と音。暫く楽しい時間になりました。



バイクふれあい記37

2023-09-22 16:26:56 | 日記
坂道下り、発進!
「お母さん、行くよ。」
「いいよ。」
お兄ちゃんのお母さんは坂道麓へ走る。
トトトト 
アイドリング 
ピッピー 左親指でホーンスイッチを鳴らし、人差し指でハイビームにする 中指、薬指、小指でやんわりクラッチを握る 左爪先でギアをローに入れる
ガチャ 
アパート前の取付け道路から公道坂道へ 
ニュートラルランプ消灯確認 
セルボタンを右親指と人差し指で挟み押しする 
カチッ 発電機変換確認
アクセルをフルに上げる
ウォ〜シュルシュルロロ
クラッチをゆっくり離し
ドドトト
クラッチをゆっくり握り手足ブレーキをゆっくり握り踏みする
右ターンの表示を人差し指で出す
手ブレーキを小指から薬指、中指と緩め、足ブレーキをゆっくり緩める 右足を地面につけながら右手のひらをやんわりホールドしながら身体を右に傾ける クラッチを小指から薬指、中指の順にゆっくり緩める (エンストした場合 カクッカチッキュル…長さは場合によって長短が変化 カチッ)
シュルシュルロロドドトト 
クラッチをゆっくり握りながら 右手右足でゆっくり握り踏みする 
キーキー 停止 
ガチャ(爪先戻し)ガチャガチャガチガチャガチャ(踵戻し)
ニュートラル戻しのランプ確認 面倒ですが、飛び出し防止のため、ニュートラルに入れてから次の発進です。 
トトトト
左右確認
ガチャウォ〜トトトトドドドド
徐行 左側T字路安全確認 下り坂持続開始 エンジンブレーキ、ポンピングブレーキ
ウォ〜〜トントン ウォ〜トントン ウォ〜〜 トントン ウォンウォンキ〜キ〜ガチャ ガチャガチャガチャガチャ
エンジンブレーキとポンピングブレーキはこんな音になると転覆なく麓まで走破出来ました。



バイクふれあい記36

2023-09-22 12:45:23 | 日記
自転車は左右ともブレーキだから、減速は容易いです。握れば止まります。しかし、バイクはそうは行きません。エンジンの回転を下げ、ギアを切って、ブレーキを手足で操作します。慣れるまでは、やっぱり転倒を繰り返して習得しました。アスファルトの道でなかったから、スピードが出ないし、地面がクッション役になっていました。バランスを崩して、側溝に脱輪は汚い思いもしましたし、砂だらけになって、帰宅後、母によく叱られましたが、バイクの音色と振動にすっかりハマっていました。ヘルメットも義務でなかったし、無免許にならなかった。モータリゼーションに寛大な時代でした。
音フェチは続きました。