昨日読んだ本です。
予備知識無しで読んだのですが、どちらもおばあさんのお話でした。
「おはようおかえり」は、タイトルだけ見て挨拶が二つ並んでいると思っていたら、「早く帰っておいで」という大阪弁でした。
堺育ちの夫には馴染みの言葉だそうです。
曾祖母の魂が妹に乗り移るという不思議なお話でしたが、えっ!と思わず言ってしまうところや、考えさせられるところもあり、近藤さんだなあという感じ。
「マジカルグランマ」は、魔法使いのおばあさんでも出てくるのかと思いきや、「マジカルニグロ」(白人を助けるため魔法使いみたいになんでもしてくれる黒人キャラクター)や「マジカルゲイ」(女性主人公の恋愛や仕事をひたすら陽気に支える女言葉の男性キャラクター)のおばあちゃんバージョンでした。従順な、都合のいいステレオタイプのおばあちゃん。
(「マジカル○○」という表現を始めて知りました)
物語の後半、作者絶対ふざけてる!笑と思いつつ楽しく読みました。
この主人公の歳まであと30年ある!と思うと勇気が湧いてきました。
あと、超懐かしい遊園地の名前が出てきて、思わず声が出ました。