皆さま、お元気でしょうか。
3月19日から22日まで台湾へ旅行して来ました。妻とのツアーで台湾人の現地ガイド付きで、台湾について色々知ることができました。
台湾でまず驚いたことは、漢字の旧字体が台湾では今も日常使われていることです。次の写真は、南部の高雄から北部の台北まで新幹線に乗った時の切符です。新幹線の車両は日本製だそうです。
左上の「 左○09:55→ 」の○の字は日本では営を使います。台湾では旧字体を使っています。次に右上を見てください。「團體票」と書いてあります。日本では
「団体票」を使います。中国本土では簡略体が使われていて日本の中国語の教科書も簡略体になっています。私は以前に中国語を学習したことがあり、台湾では旧字体が使われていることにびっくりしました。
初日に訪れた台中市は、日本統治時代(1910~1945年)に行政府として日本によって造られた街だそうです。整然とした街並みで、公園が多く、街が生き生きとしていました。人口280万人の工業が盛んな街だそうです。
街には日本の「三越デパート」や今では日本であまり見かけなくなりつつある「そごう」が賑わっていました。日本で盛んに作られている「ゆめタウン」や「イオンモール」等がないせいかも知れません。また営業時間は「そごう」が朝11時から夜10時までと夜遅くまで営業しています。これは、ここが亜熱帯気候で、夏は気温が40度位まで上がり、日中はおとなしくしていて、日没頃から活動する人が多いからだそうです。
ところで、台湾に親日家が多いのは、ガイドさんによると、日本人を母に持つ鄭成功(1624~1662)が広東(カントン)を中心に抗清活動に従事し、台湾に侵攻して、オランダ総督をくだし、台湾に地方政権を樹立したからだということでした。近松門左衛門の「国性爺合戦 (こくせんやかっせん) 」のモデルです。台湾解放の英雄のお母さんが日本人だったという訳です。また台湾の人は、日本が自分たちの教育制度を整えてくれたと考える人も多くいるということでした。国の将来を左右するのは教育です。教育の重要性を認識して次第です。
高雄市の地下鉄「美麗島駅」を見学しました。日本人の高松伸氏の設計だそうです。☟
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