皆さま、お元気でしょうか。
ここ福岡では大相撲九州場所が行われています。観客席が連日完売になっているそうです。大賑わいです。特に長崎出身の平戸海関や熊本出身の正代関等ご当地出身力士の一番には一段と大きな声援が送られています。
前回「紙の健康保険証がなくなります。どうする?」投稿させて頂きました。
書店で面白い本を見つけました。☟
「マイナ保険証6つの噓」北畑淳也著 せせらぎ出版 です。
この本によると、全国保険医団体連合会(保団連)の調査では、トラブルで一番多いのが「名前や住所で●が表記される」というものでした。
『一番のトラブルである「名前や住所で●が表記される」の原因は分かっています。「たかはし」さんという名字の方の多くは「高橋」という漢字で表記されますが、「髙橋」という漢字の方もいます。同じように「さいとう」さんには「斉藤」さんだけではなく「斎藤」さんがいますし、「わたなべ」さんには「渡辺」さん以外に「渡邉」さんや「渡邊」さんもいます。この場合の「髙」「斎」「邉」「邊」を異字体というのですが、住民登録のデータベースと医療保険のデータベースとでは、異字体を識別する文字コードが異なります。そのため、住民登録データを医療保険のデータベースにもってきて連携すると、異字体を識別できなくなり、「●」表示になってしまうのです。』(本書29~31頁)
『医療機関がそのトラブルにどのように対処したかが重要です。・・・・
トラブルのあった全医療機関のうち83%が「その日に持ち合わせていた健康保険証で資格確認をした」と答えています。つまり、従来の健康保険証がセーフティーネットになっているわけです。「じゃあ健康保険証だけでええやん」というツッコミを、ぜひ皆さんの心の中でしておいてください
では、仮にこのまま健康保険証が廃止されればどうなるか。
利用者はこれまでにないトラブルに見舞われるというリスクに直面します。』
(本書33頁)
そのため、一部の人には市区町村役場より
資格情報のお知らせ(A4一枚紙)が送られてくるようです。マイナ保険証と一緒に持ち歩くことになります。今までにいったん医療費の10割を患者に請求した事例があったためでしょう。
病院通いの多い人はこれから大きく変わっていきますので、ご注意を!
最後になりますが、ふくおか市政だより(11月15日発行)に
『介護が必要な高齢者や障がいのある人など、マイナ保険証での受診が困難な人は、12月2日(月)以降、申請により「資格確認書」の交付が受けられます。』
とありました。マイナ保険証に対応できない人々への配慮も必要だと思います。
皆さま、元気にお過ごしください。