坂井先生のお話について書いて保存していたら、gri先生が高橋先生コーナーを書いてくれていました。坂井先生は寄生虫の論文もお書きになっています。リンクはやり方がわからないので、後日mune先生にお願いしようかと思います。
<肺寄生蠕虫症の画像診断>
・寄生虫と人間の感染形態、つまり終宿主であるか否かなどが診断上の知識として必要で、食事などの生活歴の確認が重要な情報となる。
・ウェステルマン肺吸虫感染では腹腔内から胸腔、胸膜を破って肺に入るが、急性期に検査をした場合、虫の通ったあと(虫道)がほとんどの場合で確認できる。でも、その目で追いかけることが重要そう。腹壁を通った後を見ることも稀にはあるようです。
・九州でみる可能性は低いけれど、エキノコッカス症では胸膜直下主体に多数の円形~分葉状結節を認め、肝にも病変があれば診断しやすい。
・ブタ・イヌ回虫幼虫移行症では好酸球増多に伴った多発結節が肺内で短期間のうちに出現・消退を繰り返す。結節は中心部が濃く、辺縁がにじんだようなすりガラス状を呈する。
・イヌ糸状虫・・・末梢肺動脈の塞栓を起こし、同部に肉芽腫性結節を形成。結節は3cmを超えず、石灰化はきたさない。肺静脈が連続するという報告もある。
寄生虫疾患はウェステルマン肺吸虫を除くと、ほとんどお目にかかる機会がありません。たくさんの症例をまとめて見せていただき、勉強になりました
Ryoko
<肺寄生蠕虫症の画像診断>
・寄生虫と人間の感染形態、つまり終宿主であるか否かなどが診断上の知識として必要で、食事などの生活歴の確認が重要な情報となる。
・ウェステルマン肺吸虫感染では腹腔内から胸腔、胸膜を破って肺に入るが、急性期に検査をした場合、虫の通ったあと(虫道)がほとんどの場合で確認できる。でも、その目で追いかけることが重要そう。腹壁を通った後を見ることも稀にはあるようです。
・九州でみる可能性は低いけれど、エキノコッカス症では胸膜直下主体に多数の円形~分葉状結節を認め、肝にも病変があれば診断しやすい。
・ブタ・イヌ回虫幼虫移行症では好酸球増多に伴った多発結節が肺内で短期間のうちに出現・消退を繰り返す。結節は中心部が濃く、辺縁がにじんだようなすりガラス状を呈する。
・イヌ糸状虫・・・末梢肺動脈の塞栓を起こし、同部に肉芽腫性結節を形成。結節は3cmを超えず、石灰化はきたさない。肺静脈が連続するという報告もある。
寄生虫疾患はウェステルマン肺吸虫を除くと、ほとんどお目にかかる機会がありません。たくさんの症例をまとめて見せていただき、勉強になりました

今回の中国毒ギョーザ報道といい、食の安全のことも頭によぎりながら、坂井先生の講演を拝聴していました。