佐賀大学病院放射線科アンオフィシャルブログ ~さがの読影室から~

放射線科医の日常や、診療紹介、推薦図書などをご紹介します。問い合わせ先等、詳しくはカテゴリー「はじめに」をご覧下さい。

生物選択の放射線科医ですが

2007年12月29日 23時39分53秒 | 独断!放射線科医の推薦図書
 昨日は仕事納めでした。MIZ先生、医局長の指揮のもと読影室、当直室の大掃除が敢行されました。来年から新たな読影環境になるので、2007年の締めくくりとして読影室は大改造されました。

 本日は鹿児島へ帰省。新幹線の中でこの本を読んだので、ご紹介です。

 放射線科医は物理、数学、コンピューターに強いという印象をもってる学生や研修医、他科のDr.は多いかと思います。実際はそんなことはないようで、少なくとも僕のように生物選択で、数学やコンピューターも苦手という放射線科は多少はいるようです。

 個人的に、教養としての物理学の理解不足へのコンプレックスがあり、MRIの理解のためにも必要かなと思い、この本を手にとってみました。

 サブタイトルにもありますが、力学の基礎から電磁気学・量子力学までが、わかりやすく書かれています。歴史的な背景や、思考実験を織り交ぜながら書かれており、興味を持ってすいすいと読み進めることができました。著者は高校教諭で、この先生に教わることのできる高校生をうらやましく思います。

「物理」を楽しむ本 (PHP文庫 い 56-1)
井田屋 文夫
PHP研究所

このアイテムの詳細を見る

最新の画像もっと見る

コメントを投稿