救急の現場で、最も多く撮影される部位の一つが頭部です。
画像上、鑑別が必要な疾患の数はそれほど多くはない上に、頭部の構造は左右対称であるために、比較的読影がしやすいはずですが、頭部の画像診断を苦手とする研修医は多いようです。
今回ご紹介する本は、画像診断という雑誌の2007年6月号「ER 必携 頭部の画像診断」です。
まず、脳外科医・神経内科医の立場からの救急頭部画像診断について書かれてあり、臨床的な事項を学べます。次に、出血・梗塞・外傷・感染症といった重要な疾患についてが、それぞれの記事にわかりやすくまとめられています。特に、出血の項ではやや非典型的な画像も豊富に掲載されており、追加すべき検査や特徴的な臨床経過についても書かれています。
雑誌なので、値段が安く、持ち歩くのに重くありません(頭部の本は厚いのが多いですよね)。分量が成書ほど多くないので、短時間で全体を通して読むことが出来ます。放射線科以外にも、救急現場に立つすべてのDr.に役立つ本であると考えます。
先ほど、頭部画像は簡単!?といった書き方をしましたが、実際には決してそんなことはなく、鑑別や追加検査のリコメンドに迷うことも多々あります。上級Dr.がいない当直中などに重宝しています。
是非一読されることをお薦めします。
画像上、鑑別が必要な疾患の数はそれほど多くはない上に、頭部の構造は左右対称であるために、比較的読影がしやすいはずですが、頭部の画像診断を苦手とする研修医は多いようです。
今回ご紹介する本は、画像診断という雑誌の2007年6月号「ER 必携 頭部の画像診断」です。
画像診断 Vol.27No.6 (27)秀潤社このアイテムの詳細を見る |
まず、脳外科医・神経内科医の立場からの救急頭部画像診断について書かれてあり、臨床的な事項を学べます。次に、出血・梗塞・外傷・感染症といった重要な疾患についてが、それぞれの記事にわかりやすくまとめられています。特に、出血の項ではやや非典型的な画像も豊富に掲載されており、追加すべき検査や特徴的な臨床経過についても書かれています。
雑誌なので、値段が安く、持ち歩くのに重くありません(頭部の本は厚いのが多いですよね)。分量が成書ほど多くないので、短時間で全体を通して読むことが出来ます。放射線科以外にも、救急現場に立つすべてのDr.に役立つ本であると考えます。
先ほど、頭部画像は簡単!?といった書き方をしましたが、実際には決してそんなことはなく、鑑別や追加検査のリコメンドに迷うことも多々あります。上級Dr.がいない当直中などに重宝しています。
是非一読されることをお薦めします。
The British Society for the History of Radiology
http://www.bshr.org.uk
あと、レントゲン博士のドイツ語の論文(恐らく全文)が見れるサイトが以下。
http://de.wikisource.org/wiki/%C3%9Cber_eine_neue_Art_von_Strahlen:01
おまけにレントゲンによる直筆の論文を見れるのがこのサイトです。
http://www.acolytescience.co.uk/origins/rontgen.html
よろしければご活用ください。
先日の学会での講演を聞いて「温故知新」というのを考えさせられたので、とてもタイムリーなコメントをありがとうございました。