佐賀大学病院放射線科アンオフィシャルブログ ~さがの読影室から~

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第13回つきじ放射線研究会-その1-

2008年04月13日 10時59分00秒 | 診療紹介Q&A
昨日は聖路加で開催された”つきじ放射線研究会”に参加してきました。
なんと参加者は500名を超え、会場内には立ち見をしている人、階段に座っている人などがいました。(過去最高の参加人数らしいです。)

この研究会の特徴は、テーマとなる疾患や病態に対して、その領域のエキスパートが集結して、基礎から臨床応用まで系統だって学べることです。

今回のテーマは”2次小葉再考‐構築としての2次小葉を掘り下げる‐”ということで、この領域のエキスパートが次々に、これでもか、これでもかっと素晴らしいご講演を展開されていきました。

まずは第一部:基礎編では肺小葉に関して、病理の立場から岡輝明先生、画像から滋賀医大の高橋雅士先生がそれぞれ講演されました。第2部では、臨床応用編ということで呼吸器内科から徳田均先生、放射線科から佐藤功先生と野間惠之先生が講演。
そして、伊藤春海先生が体調不良とのことで、代打として伊藤先生の研究を支えておられるかたが、伊藤先生のご紹介および伊藤先生のとてつもない臨床研究データのご紹介があり、最後に滋賀医大の村田喜代史先生がまとめの御講演をされ、演者の先生方全員での総合討論で締めとなりました。

それぞれの御講演の中身に関する紹介に関しては、今回一緒に参加した、Ryoko先生にまかせることとしましょう。

非常にとっつきにくい領域である肺2次小葉関連に関して、わかった気にさせてくれる充実した会でした。また、今後の方向性に関しても、しっかりと討論されており、基礎から臨床という流れと、過去から未来という流れも、聴衆にしっかりと理解させてくれた、すばらしい研究会でした。

この研究会のプログラミングの秀逸さには、いつも感動します。
参加されたことがない先生方は一度参加されてみれば、その素晴らしさを体感できます。ぜひ、御検討ください。

最後になりましたが、松迫先生をはじめ聖路加の先生方におかれましては、私たち佐賀の放射線科医(5名+O先生)を2次会・3次会の席まで誘っていただき、本当にありがとうございました。勉強をした後は、楽しい時間をしっかりと過ごすことができました。今後ともよろしくお願いいたします。  kuma

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2 コメント

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つきじ (mune)
2008-04-13 21:00:47
大盛況だったみたいですね。
来年は参加してみたいです。Ryoko先生の内容紹介記事も楽しみにしています。
しかし、kuma先生も3次会まで参加ですか・・・
聖路加の先生方に負けず体力ありますね
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!!? (Ryoko)
2008-04-13 21:48:00
内容紹介が振られている・・・なかなか一言で書きにくいので、ちょっと気合が要りますね
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