佐賀大学病院放射線科アンオフィシャルブログ ~さがの読影室から~

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筑後地区レ線アーベント特別講演

2008年04月19日 10時53分02秒 | 研究会・学会
昨日は皆で久留米の学術講演に行ってきました。
東大の赤羽先生による腹部診断のご講演です。

一見悪性にみえて良性、良性と思われて悪性、といった症例を多数あげられ
いかに思い込みを打破するか、我々放射線科医はどういうスタンスを持つのか、
そういった心根にかかわるお話をして下さり、
若手として感激の連続のひと時でした。
ご高名とはうかがっていましたが、席が足りなくなるのもうなずけます。

鳥が好きで鑑別が趣味になると…と、カモ(!?)の鑑別を合間にあげるような
機知に富んだところなども含め、勝手に心酔してしまいました。
話しかけるタイミングが取れなかったのが残念です。
いくつかお聞きしたいことがあったのですが。
お帰りの前には、ぜひ鳥類センターでまったりとされて欲しいと思います。


佐賀に戻ってからは一緒に講演を聞きに行った研修医先生たちと
お酒を交えて、いろいろと世間話をしてきました。
私は上からものをいうほど彼らと年数の差はないのですが
仕事や生活のこと、彼らの抱える悩みの一つ一つが
なぜか愛らしく、そしてどこかもどかしく感じてしまいます。
時代の流れで世代毎の考え方も変わっていくものでしょうが
過渡期にいるであろう私たちは世代毎に細かく特徴が
変化しているのか知れません。
まあ、みんな元気な人たちなので何かを心配しているわけでもないのですが。
私自身がそうだったように、彼らもこれから日進月歩で
いろんな考え方をいろんなところから吸収するだろうし、その中で
何かしら良いsuggestionができれば、と、いつも思っています。

というわけで、私は自信をもって”放射線科”をすすめておくよ。

hirai

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