佐賀大学病院放射線科アンオフィシャルブログ ~さがの読影室から~

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Kalare

2008年04月25日 11時58分41秒 | ホームページ 消化管造影検査
under tube FPD(Kalare) が稼働し始めましたので印象を一言。画像の鮮鋭さは、今までみた II-DRとは比較になりません。特に2M以上のモニター観察では差は歴然としています。フィルムスクリーン系と比較してもデジタル特有の濃度調整の容易を考慮すれば勝っているでしょう。白の中の白を見る階調も問題なし。
唯一の問題は操作性でしょうか。近接型なのですが起倒や透視、絞りスイッチの位置や形が悪い(GCSに慣れていたため?)ことや圧迫時のギクギクした動きがいやです。
また、FDP特有のパルス透視での透視観察は難しく少し増やしてもらいました。
以上、first impression ですが楽しみです。 by MIZ

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5 コメント

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師匠へ (hirai)
2008-05-08 22:05:09
記事に載せている画像はJPEG圧縮をしていますが、モスキートノイズといって元がシャープな画像は余計にノイズが出やすいという性質があります。ノイズで細部がつぶれて逆に胃小区模様を硬質的に見せているのかもしれません。読影端末で見るともう少し鮮やかな印象ですよ。
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さすがの (MIZ)
2008-05-07 07:51:15
そうです。さすがのご意見ありがとう。
見え過ぎといえば、胃の上の方の前後壁の重なりがちょっと、うざい感じですね。まわしが多い撮影だと今まで以上に読影にじゃまかも。検診みたく撮った写真も検討してみましょう。MIZ
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百聞は・・・ (T病院 H技師)
2008-05-04 14:59:35
早速拝見させていただきました。

さっすがにすばらしいシャープな画像ですね。
当方のちゃちなPCの液晶モニタで見ても画質のよさが伝わります。
こんな画が撮れるならマシンならtetsuya君も見る見る上達するでしょう^^
一枚の画像からどうこうゆうのもなんですが、
シャープさが硬質的な画質に感じます。
静止画で診断をくだす必要のない時代になるのなら問題はないでしょうけれど、どんなもんでしょう。
しかし。。。見えますねぇ
見えすぎるがゆえの弱点など探してお知らせくださると助かります
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からーれ (hirai)
2008-04-30 19:10:23
tetsuya君が撮った画像を見ましたが、思わず見とれてしまいました。四分割でも拡大すれば分割とは気がつかない程です。あと、sharpnessも素晴らしいのですが、濃度調整が別世界に感じます。もう濃度が合わずに潰れるということもないのでしょうか。
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Kalare (mune)
2008-04-27 14:37:40
Miz先生念願の、Kalereが動き出したようですね。

K館でも一度だけ使ってみました。残念ながらウデが悪いために、絵の良さはわかりませんでした

胃小区や、ひだの集中(ありますよね?)までキレイな写真をありがとうございました。

この写真を目標にがんばります。
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