佐賀大学病院放射線科アンオフィシャルブログ ~さがの読影室から~

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肝血流動態イメージ研究会

2008年01月31日 00時23分11秒 | 研究会・学会
先週末に横浜で開催された肝血流動態イメージ研究会に参加してきました。
毎年開催される、非常にマニアックな肝臓のみの研究会です。

今年は、昨年頭に発売されたソナゾイドが主役でした。
超音波検査用の造影剤で、血流評価およびクッパーイメージの両方を得ることができる薬剤となっており、腫瘍性病変の評価に有用です。薬剤はマイクロバブルであり、これまで同様の薬剤として存在したレボビストよりも頑丈なバブルとなっているのが特徴です。

個人的によかったと感じたものは、SPIOを用いて、簡便に局所治療効果判定を行う方法の発表でした。いつも使っている薬剤ですが、一工夫するだけで、今まで苦労していた評価を簡単に行えるようにする方法であり、感激しました。実際には、①SPIOを投与してクッパー細胞に取り込まれている間に治療を行う②治療範囲のクッパー細胞は障害されSPIOクラスターが残存したままになる③焼灼部位はT2*WIで著明な低信号部として残存するし、治療された腫瘍は高信号を呈する、というステップです。3D T2*WI開発と方法を考え出された筑波の先生方に感謝します

得るものはあったし、移籍されたT井先生(鹿児島でご活躍中)に会えたし、いいことずくめの肝血流でした。
来年も行けることを祈って、この辺で寝ようかな


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1 コメント

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Unknown (mune)
2008-01-31 07:52:57
東京の学会おつかれさまでした。SPIO投与後の治療から、その後の効果判定につなげるという話があったんですね。残念ながら、RFA後の経時的な信号変化の解釈が、まだよくわからないのでまた教えてください。
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