ハダカデバネズミ(naked mole-rat; Heterocephalus glaber)は女王が君臨する階層社会に暮らす極めて社会的な動物ですが、長鎖ヒアルロン酸を産生することで癌に抵抗性であり(Tian et al., Nature 499, 346–349, 2013)、老化の兆候をほとんど示さないことも知られており、ルックスはアレですが「生まれ変わったらハダカデバネズミになりたい」と常々思っておりました。ハダカデバネズミは“chirp”という鳴き声によって仲間に情報を伝えることが知られていますが、この論文で著者らはchirpの中でも一般的であり、仲間の確認に使用されているsoft chirpには方言(dialect)があり、この方言は女王によって決定されており、女王が変わるとsoft chirpの方言も変わっていくことを示しています。女王によって方言まで支配されるハダカデバネズミ。大阪弁を喋る女王はやはり上沼恵美子みたいな感じなのでしょうか((( ;゚Д゚)))
ハダカデバネズミに生まれ変わるのは少し考えなおすことにします(o´・ω・)a
Barker et al., Science 29 Jan 2021:Vol. 371, Issue 6528, pp. 503-507.
DOI: 10.1126/science.abc6588
DOI: 10.1126/science.abc6588