PRESSな時間

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

PRESSな時間

2013-03-29 20:50:58 | 社会

3/29「ヘイトスピーチ」
今日、東京の弁護士会館では
「新大久保ヘイトスピーチに関し警視庁への申し入れと人権救済権の申し立て」
に関する記者会見があった。

HPでの予告もなく、金官デモの途中だったのであまり視聴者がいなかったが、
いよいよ前都知事選候補だった宇都宮健児弁護士も申立人に加わり
、国会と司法の両面から
「ヘイトスピーチ」
に向かい合おうとする市民の意気込みが伝わって来た様な気がする。

「ヘイトスピーチ」とは
右翼系の「在特会」(在日朝鮮人特権を許さない市民の会)が
首都圏、関西地区を中心に「韓国人帰れ」「キムチ野郎」「ソウルを火の海にしてやる」などの過激な言葉を叫びながら
日章旗を翻して行進するデモで,
最近では一般の人々もその隊列に加わってると言う事だ。
また、デモ周辺の住民が営業務妨害に等しい影響を受けていると言うらしい。

日本や日本人は人権にとても疎い民族だと思う。

それは政府が
「単一民族である」
と言う定義のもとに政策を行い、
その政策が行き渡っているからだともう。
しかし,実際には
日本は単一民族ではない。
アイヌ民族、沖縄など、多様な民族によって構成されている。

勿論その中には
「在日朝鮮人」
と呼ばれている人々も含まれていて
日本全体が複数の民族であることを証明している。

そのような複合された民族であるにもかかわらず、

「在特会」は在日のみをターゲットにするのだろうか。
はなはだ疑問である。
そして,
それはデモに参加したり
「言葉の暴力」
によって自分自身の不満や行き詰まりを解消したいと言うことなのかもしれないし、
本当に韓国や北朝鮮が憎いと言うものなのかもしれない。
前者が「個人的な理由」
であるのに対して

、後者は外交上の問題なのだと思う。

どちらにしろ
、同じ「人間」としての尊厳が全く守られない集会はそれがどんな有益なものであっても
、決して許されないものである事を
同じ人間として反省しなければならないと思う。